「ミステリ」を含む小説

先輩に恋をした後輩。街で出会った好青年に心を奪われた少女。恋をした彼女たちは過剰な愛を知らない。

201X年、旧イタリア共和国ロンバルディア州・メディオ市。 ２年前の“世界の死”を生き延びたロンバルディアの州民達はメディオへと集結した。 欧州最強の非合法運び屋グループ“ワ…

短くても、物語。2分で読める——ミステリ。

　国王の名のもとに集められた優秀な研究者たちを前に、研究所の所長が重々しく告げた。 「聖女が隣国に亡命したため、この国の結界はあと三ヶ月で消失する」 　学園を卒業したばかりのリタ…

「首絞めましょうか　あはははは」性別も年齢も判別しない電子音のような声が響くと、自宅と職場を往復するだけの日常が一変した。平凡こそが愛すべき幸せであったと、失ってから気づくも遅い…

筋は・・・ほぼ同じです。ただ、前作で時間設定があやふやだったりしているのを適正化し、不必要で意味不明な描写を訂正、削除・・・また加筆も少しやりました。そして、題名も変更しました。…

短くても、物語。2分で読める——ミステリ。

この話は、お題を決めて複数人で小説を書く会「小説を書くやつ」で決まったテーマに則って書かれたものです。第16回のテーマは、5000字以内で「ミステリの問題編（読んで真相を導ける内…

短くても、物語。2分で読める——ミステリ。

“神”が相談を持ちかけてきた。 「なあ、そろそろ人類を滅ぼしてしまおうと思うんだけど、問題はないかな？」 ほう、と俺は思った。 今までにないパターンだ、と思った。 （…

「ジュ・デーム……、ジュ・デーム……」 ラブ・コメディアンは愛を囁く。 時代の狭間に生まれた理由を探しながら。 右見れば、花舞い、 左見れば、草茂る。 「ジュ・デーム……、…

　ある日、消しゴムに書いていた好きな人の名前が消えた。何故消えてしまったのか。その謎に迫る。

Ｔ県の湾岸地域で、労働災害が発生した。貨物船の中で、作業員が酸欠で死亡したのだ。 だがその船の中は、酸素が十分にあった。酸欠になる要素は何もない。 なぜ彼らは、死ななければな…

旧知のヤクザの舎弟が殺された。その体には無数の『咬み跡』が残されていた──ひとつの殺人を機に広がっていく奇妙な事件を追いかける、一癖も二癖もある人間たちによるホラー・闇鍋・ミステ…

生徒会の会議に遅刻した副会長が、自分の席に身代わりとしてテディベアを置いた犯人を推理する話。

この話は、お題を決めて複数人で小説を書く会「小説を書くやつ」で決まったテーマに則って書かれたものです。第14回のテーマは「ミステリの出題編（読んで真相を導ける内容）」、第15回の…

日常を元にした1話完結のミステリー、SF等のショートショート。 少しの時間でお読みいただけます。 感想やダメ出し等、大歓迎ですのでよろしくお願い致します。

スランプの原因について、友人作家は「多分、人を殺したせいではないかと思う」と言った。ただしそれは夢の中での出来事だったと笑った彼だが、その後その夢と同じ状況で命を落とすことに。し…

三条つばめは刑事らしからぬ男である。派手なファッション、高いヒール、女っぽい言葉遣い──しかしてその実態は、鋭い観察眼で執拗に犯人を追い詰めていく、優秀な警察官である。 古畑任…