「看板」を含む小説

　最近、色々ありまして、自営業で人生再出発です。 　いやー、生まれた頃からのマインドコントロールって怖いですね……。 　娘との会話でふと思った事を中心に、日常で思った事を書き連…

　梅は、昔出会った、思い出のサッカー少年との再会を、ゆるく思い続けていた。 　社会人になって、就職した会社には、トップカテゴリーを目指しているサッカーチームがあった。 　チームは…

　中立であろうとするあまり部活の人間関係に馴染めず、退部することになってしまった高校１年の女子・大田美名美（おおたみなみ）は、部室棟の片隅にある、倉庫をそのまま転用した部室の戸に…

「縁転堂」とだけ書かれた看板を下げる店がある。そこの売り物に統一感はなく、法則性もない。店主は奇妙な格好で、奇妙な性格をした男だ。即ち、彼岸と此岸を繋ぐ店である。 店主の男に集ま…

どうやら僕は死んでしまったようだ。１０代後半の男性に見える転生係員に聞いた話では、歩道を歩いている時に頭上から老朽化した看板が落下して来て頭に直撃し即死したのだという。僕はまだ１…

ホームレスのようなおばさんがブルーシートに小さな瓶をいくつか並べて じっと座っていた。 段ボールでできた看板が立てかけてあり、 その看板には「感情スパイス屋」と書かれていた。

「依頼人の恨みを解消する」という明らかに怪しい看板を掲げている浦見怨恨解消事務所。依頼内容は迷い猫探しにトイレ掃除、要人警護と全てを請け負う何でも屋。しかしその実態は、国から要請…

『Contact(接触)』×『Dialogue(対話)』を看板に掲げる便利屋『Contactlogue』｡そこに所属する天然ホラークラッシャー広瀬と巻き込まれ型霊媒体質の茅野の凸…

　江戸期、紅花の商いで大儲けした、実在の紅花商人の豪快な逸話を元にした物語である。 　出羽尾花沢で「島田屋」の看板を掲げて紅花商をしている鈴木七右衛門は、地元で紅花を仕入れて江…

　夜になるまでは、いつも通りの一日だった。 　ある冬の日の帰り道、唐突に「通行禁止」の立て看板が置かれていた。そこから僕は日常の世界から異様な世界へと迷いこんでいく。変容した世…

♢あらすじ♢ 白川詩織（しらかわしおり）は学校をサボり一人。 吉祥寺の夏は、秘密を隠しているようで、それでいて儚くて。 そんな幻想的な街並みを少女は闊歩する。 （へぇ…ここ、…

残業続きの毎日。仕事で疲れ切っていたら、とある看板が目に留まる。 あげあげ⤴なギャルお姉さんが手相見ながらハンドマッサージしてくれる占いの館らしい。 でも占い自体は、タロットカー…

〈※電撃大賞応募用あらすじ 800字ジャスト〉 　聖暦1580年代末。海の向こうに未知の大陸〝新天地〟を発見し、世界屈指の大帝国となったエルドラニアは、霊的権威であるプロフェシ…

　行き先も決めていない一人旅の途中。 　駅のホームの看板で「温泉」の文字が目に入り、そんな気分になった俺は、そこで列車から降りたのだが……。 （カクヨム初出ですが、現在は「小説…

※第一作目「NON・ウイルスDE・ゾンビワールド」と世界観を共有するお話です。 https://kakuyomu.jp/works/16816927859530839321 　…

カクヨム甲子園創作合宿2023のお題『夏休み』で書いたものです。 コロナが収まり出した2022年、その夏休みのお話。 結果として僕たちのクラスは1位となり、最優秀・優秀…

　【シリアス＆大接近な新章】ヤンキーじゃないのにヤンキーと言われる、ひねくれたツンデレ（ツンもデレも増量中）な１９歳の少年と。元ヤンと噂され、おにぎり屋を経営している２６歳、デレ…

看板から俳句を作りました。

大都会ナゴヤの地下街に存在した【サン婦人科クリニック】の跡地に新しく造られた映画館。看板すらないここに寄りつく者はいなかった……彼を除いて。