おにぎりって、いいですよね。米を握る。具を入れる。海苔を巻く。
サンドイッチは片手間に食べる為に編み出されたと聞きますが。
それだけじゃない、この島に生まれたからには切っても切り離せない思い出や馴染みあるのが「おにぎり」じゃないでしょうか。茶を啜る。はぁ〜
おにぎり屋、「握利飯」。
鳶職の主人公、龍平くんは親方達に連れられてその戸を開けます。そこで迎える店主、椿佐(つばさ)さん。気っ風のいい姉御肌の彼女の作るおにぎりは格別で、自然その温もりを求めて様々な人が集まってきます。龍平くんは何故か彼女を男性と勘違いしているのですが……!?それくらい男前です。
ツンデレに釣られ訪れましたが、それ以上にほこほこのグルメ現代ドラマに出会えました。そして誤解も解けた第二章からは、龍平くんのアプローチも始まる気配で、ますます楽しみです♪
鳶職見習いの龍平と、元ヤン女性のラブコメディということですが、最初の方は「おいラブになったらやべえぞ」という勘違いをした関係で、まあラブになりえない関係で、物語が進みます。
まったりとゆっくりとであるため、勘違い解消後も私が読み進めている現在まだ大きな進展はありません。
が、進展もなにもなく最初からアクセル全開バリバリと圧巻なのが、おにぎりの魅力です。さらり語られ描写されているだけなんですけど、不思議なことに、なんだか無性に食べたくなっちゃうのです。
お握り屋さんを舞台にしたなんだかヤンキーっぽい二人の優しい物語、みなさんにもおすすめしたいです。夜露死苦!