「文学 ファンタジー」を含む小説

鏡越しでも、貴方に触れる事が出来たら善かった__ ＊ 文化祭後、生徒会室を整理していると、紫藤美咲はある手鏡を見つける。 その鏡の中には美咲の姿ではなく、知らない部屋と二人の青…

仲が良かった会社の後輩の死。彼女の死をまるで無かったかのように自然に回っていく会社への不信感と絶望。引っ張られるように死に向かっていく美代の元へ、突然迎えにきた列車。車内で起こる…

 大正××年。今日も花街は色めきと陰りの最中にある。  花街で女郎たちに育てられた青年、朱門（あもん）は、ある日唐突に店を尋ねてきた祓い屋・辻屋とともに、花街で頻発しているとい…

純文学風のものからダジャレ系まで、ジャンルは雑多。 １話完結のＳＳの短編集です。 お気軽にお読みいただけると嬉しいです(*´▽｀*)

境界人。異世界と地球と神の世界の境界を守っている存在。それは神でありながら人であり、そしてその何方でもない。それは常に二人。現在は右記と左記。実に百を超える代の中で、一番荒れた時…

心の奥底に癒せない苦しみを抱えながら生きる人々が、ふらりと導かれるのは、この世ならざる甘味処。 謎めいた和装の店主・神楽木花月から供されるお菓子が、過去と未来が交叉する甘美で切…

母の死をきっかけに伯母夫婦に引き取られることになった中学生の篠崎(しのざき)ニノは、母の実家である野伊津町(のいづちょう)の神社に引っ越してくる。  そこでニノは謎の美少年・シ…

古代ローマによく似た別世界の国、ロムルス。 この国を治める皇帝コルネリウスの末娘の名前はアエリアといいます。 冒険心豊かでいたずら好きで、でも優しくて心が広いところは父親にそっく…

第二回あたらよ文学賞　テーマ『青』 「惜しかった作品」 この世界は、かつて何かを失った。 それが何なのか、失った世界に生まれた者にはわからない…… 「失ったもの」を取り戻す旅…

百岡中学校の二年生、柳町　椛（やなぎまち　もみじ）には秘密がある。それは幽霊や妖怪といった人ならざる者が見えてしまう。いわゆる”見える人”であることだ。そんな椛のクラスに、美男子…

ボツにしたアイデアや小説、なんとなく思いついた文章などを一文だけ投稿した作品です。 好きなように読んでください。

この世界はいつ始まり、だれがなんのためにつくったのか？　今その問いに答えよう。以下あらすじ。 この世界を創造した作者が、世界を管理するために作った神の道具『神具』《しんぐ》しか…

異世界に存在する二つの国家が、戦争に勝つ為の手段として異世界人を呼び出した。 『大成して死んだもの』である勇者と、 『しくじって死んだもの』である愚者。 これは、勇者と愚者と…

ぼくは生きづらさを感じたときに、息の仕方を忘れてしまう。そうなってしまったときは、大きく大きく息を吸う。それから、マヨネーズのビームを放つみたいに、少しずつ、だけどヒューッと勢い…

中学一年生のノアは、アロマダウジングの研究をしている叔父の所で助手をしている。 アロマダウジングは、香りを使って人の記憶を呼び覚まして、探しものや日常のちょっとした困りごとの相談…

　本作品は同人誌化に伴い、無料公開を終了しました。ありがとうございました。 　再公開もあるかもしれませんが、現時点では未定です。なにとぞご容赦ください。 　

魔女が死ぬ。 母からのメッセージを受け取った私は急いで実家に戻る。荒れ狂う海がほど近い、かつては白い外壁が眩しかったという家へ。 母が死ぬ前にせめて、私の父はだれなのか、どんな男…

絵描きの清瀬が持つ絵筆は、触れた対象の色をそのままうつしとり絵の具として使える魔法の筆だった。 春、ある目的のため清瀬は真っ白な少年・詩暮と共に色を獲得するため旅に出る。

朽ちたバス停で雨止みを待つロボットは、赤い長靴を履いた少女と出会う。ふたりが別れるまでの、つかの間の物語。