「地の文のみ」を含む小説

「再発」をテーマに短歌・俳句・詩を投稿し、犀川 ようさんに褒めていただく自主企画への応募作品でした。カクヨムコン９の短編エッセイ・ノンフィクション部門に参加するため、タイトルを変…

気が狂う会話劇、世界一短い小説。異世界召喚を冷静に見ると？　地の文が消えて、かと思ったら喋りだして……。これは小説であって、小説でない異色の物語。いや物語でもないのかもしれない。…

　小説に地の文というものがありますね。いわゆる語りと言われるものです。あれって何か意識しながら書いていますか？ 　私は特に何も考えず思いつくまま書いていたのですが、他サイトの企画…

人類を滅亡させる究極兵器、ゼロ・トリガー。 10万年に1度、地球に投下されるというソレの存在は、もはや、都市伝説として広く世界中に知れ渡っていた。 しかし、突如、地球外から巨大な…

── あなたは『飯倉家双子殺人事件』を知っているかな？  口火を切ったのは女。返事をするのは男。  高校生の双子の姉弟が相次いで殺害され、在学する高校のプールに遺棄された。…

過去の恋を引きずる悲観主義者の大学生小山内木乃香と、楽観主義が故に過去に誰かを見捨ててしまった過去のある塚本朱音。 そんな二人が寄り添うための時間を見つける物語。 過去作「いつか…

　中高生が登場人物の百合短編。地の文多め。テーマとしては軽め。 　あだ名に「氷」が入っている女の子とのラブコメってネット小説にありすぎだろと思いながらも追随して書いてみたやつ。

このラジオは、くろ飛行機の頭の中で拙作『エボルブルスの瞳、復讐は夜明けと共に』に登場するメインキャラたちが繰り広げるドタバタラジオです。本編より緩いノリになっていますのでキャラブ…

　彼の名前は鈴木一郎。カクヨムのBL小説の登場人物で攻めである。彼は地の文が読めるタイプの登場人物なので攻めの自覚もあるし、なんならタイトルも読める。 　受けを探しに因習村まで来…

　絞殺事件を担当する所轄警察署の柴塚刑事は行き詰まりを感じていた。 　犯人は、首の骨にヒビを入れる程の力業で成人男性を絞め殺す一方で、現場の物証どころか周辺での目撃証言さえ皆無と…

ラブコメ漫画が好きな普通の少年『エノケン』こと榎戸健太（えのきど・けんた）。 健太が密かに想いを寄せるのは同じクラスに居る文学少女、臼木佐智（うすき・さち）。 佐智は稀に見る奇…

雨蕗空何（あまぶき・くうか）さんのお題に挑戦します↓ お題はタイトルの通り、物語のラストを「この魔法はあと十秒で解けます。」で〆た物語です。 ニュアンスが変わらなければ多少の改…

バシレイア王国とオルキデ女王国との間に勃発した戦争は、オルキデ女王国側の総司令官の死を契機に停戦となった。バシレイア王国の総司令官とオルキデ女王国の大鴉との間に結ばれた停戦は、講…

幽霊になった僕は退屈な生活を送っていた。 つまらない映画や芝居を観たり、意味もなく空に漂ってみたり。 誰ともコミュニケーションの取れない生活は甘い霞を吸っているようで、どうし…

幼馴染のひとつ年下の女の子。波音（なみね） 小学生四年生の夏休み、僕は海沿いの避暑地で彼女と出逢った。 肩までの黒髪。陶器のような白い肌。白いワンピースと大きな麦わら帽子の似合う…

一矢射的さんのお題↓ 戯曲風、それはできる限り地の文を少なくし、台詞のみで話を進めていく作品。ドラマや舞台の脚本を思い浮かべて頂ければそれが近いかと。 使えるものが台詞だけな…

マンションの隣同士の部屋に住む世話焼きな幼馴染の美少女。互いの両親の帰りは遅いので、いつものように幼馴染の家で二人きりで過ごそうとする だが、俺が「犬を飼いたい」と言ったことで…

　読者は全ての登場人物を疑う。 　Ａが本命。次点でＢ。大穴だとＣ。Ｄは怪しくないけど、逆に犯人かも知れない。 　念の為、チラッと登場しただけのＥも疑っておこう。 　だから…

　絶大な権力をもつ、あやかしの混血の一族の跡取りには、人間の中に会えば必ず一目で恋に落ちると言われる「運命の花嫁」がいた。 　優秀な妹の存在にコンプレックスをもっていた灰原桃瀬。…