概要
手を伸ばせ、その願いがたとえ傲慢だとしても
バシレイア王国とオルキデ女王国との間に勃発した戦争は、オルキデ女王国側の総司令官の死を契機に停戦となった。バシレイア王国の総司令官とオルキデ女王国の大鴉との間に結ばれた停戦は、講和には至らない。
バシレイア王国では王と皇太后に異を唱える者がいる。オルキデ女王国は斜陽となった腐敗の国を嘆く者がいる。誰も彼もが否応なく誰かの思惑に巻き込まれ、それでも誰かに手を伸ばす。
彼らは何度となく繰り返す。その手を伸ばし、届かず、失い、いつか必ずと願いをかけて。
※ こちらは鶴梅創作堂名義(真名鶴と梅おかかの合作)の作品です。
※ 地の文が多いため、縦組み推奨です。
バシレイア王国では王と皇太后に異を唱える者がいる。オルキデ女王国は斜陽となった腐敗の国を嘆く者がいる。誰も彼もが否応なく誰かの思惑に巻き込まれ、それでも誰かに手を伸ばす。
彼らは何度となく繰り返す。その手を伸ばし、届かず、失い、いつか必ずと願いをかけて。
※ こちらは鶴梅創作堂名義(真名鶴と梅おかかの合作)の作品です。
※ 地の文が多いため、縦組み推奨です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!烈火の戦場と交差する運命
第二章までの感想です。
物語の幕開けは、まるで映画のワンシーンを切り取ったかのような緊張感に満ちています。荒野に燃え上がる炎、熱風になびく黒髪、そして鋭い黄金の瞳――血染めの赤鴉コキノス・コローネーと戦魔ハルブ・マサハの対峙は、圧倒的な迫力で読者を引き込みます。
彼らの戦いは、戦場という極限状況の中で築かれる“信念”のぶつかり合いでもあります。巧妙な戦術を駆使しながらも、一瞬の油断が命取りとなる緊迫感。影を自在に操るコキノスの戦闘描写は、戦場における彼女のしたたかさと冷静さを際立たせ、彼女が単なる戦士ではなく、何か大きな使命を背負った存在であることを示唆します。
舞台が変わると…続きを読む - ★★★ Excellent!!!神の滴らせし宿命の遊戯を、人共よ、受けて立て。
国と国との間に、戦争が起きた。
それは、望む者が望まぬ者の隙をついて始めた、あってはならぬ戦いだった。
ーーしかし、これを皮切りに、いくつもの宿命の恋が動き出す。
戦記としてはじまる、真っ当かつ硬派な書き出しは、やがて登場人物たちの人生と人格を浮き彫りにしてゆく。
炎を越えて接敵した戦魔と大鴉は、その戦いのはじまりと終結の最中でその運命を寄り合わせてゆく。
そして、守るべき命が散らされたその時――戦魔は敵として向かい合った大鴉に向けて手を伸ばしていた。
戦争というものは、人が起こすものであり、これを終息させるためにもまた人の手の介入が必要となる。
その時、各地で、誰かが誰かと出会い、誰…続きを読む