俳句を詠んでうつから回復した話
ネコ?
二十年のキャリアの終わる時雨かな
はたとせのきゃりあのおわるしぐれかな
季語は「時雨」です。
2022年12月17日に私はうつ病を発病しました。
自分が精神疾患になるなんて思いもしませんでした。
10月くらいから部下の休職や新規プロジェクトへのアサインなどにより長時間労働が続いていましたが、家族と過ごす時間を削って、なぜ自分はこんなに働いているんだろうと悶々としていました。
12月16日の夜に仲間と思っていた部下と些細な行き違いがあり、何もかも投げ出して帰宅したくなりましたが、翌日が締切の資料があったため、栄養ドリンクとカフェインの錠剤を飲んで、徹夜で資料を上げました。
そのまま17日の朝を迎え、顧客との打ち合わせが終わり、昼前に先方のオフィスを出たところで、涙が止まらなくなりました。
職場に戻る電車の中でもずっと涙が止まりません。
自分はもう駄目だ、自分の居場所はないと強烈に感じていました。
職場の最寄り駅に着いて、すぐに友人の看護師さんに電話して自分の状態を伝えたところ、今すぐにその足で精神科に行けと言われました。
そして診てもらったところ「うつ病です。すぐに休職してください」との診断が。
掲句は、その時の心境を詠んだものです。
ああ、20年頑張ってきた結果がこれか、私のキャリアも終わったなという心情です。
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