「何があった？」を含む小説

「夏になったら、海に行こう」 今日は、その約束を果たす日。 季節は冬だけど、仕方ない。 今日は、二人で楽しもう。 彼女に恋をした。 この恋は叶わないと言われたけれど、自分たち…

　同い年とは思えないくらい物事に達観していて、トラブルが起きてもクールに処理する友人が珍しく苛立っている。 　なかなか崩れないポーカーフェースが乱れてしまう事態なんてよほどのこと…

　身体能力が飛躍的に進化した人類。超常的な力を手に入れ魔法が飛び交う世界でセントラルボーデン国家が覇権を握っていた。 　そんなセントラルボーデンの中で軍務にあたるジョシュア・ゼフ…

永久凍土の研究グループにいた僕（美能陸）は永久凍土ウィルスがもたらす人類滅亡の論文を完成させた。誰にも見向きもしてもらえなかったのだが、そんな中、未来予知が出来るという涼香だけは…

「……最初に言ったはずだ。“依頼主”は何があっても守ると」 “あのとき”、死の寸前だったシンガー(女)を助けた情報屋(男)。追っ手たる魔術師の手から逃れるため、二人は世界を転々と…

喰えば喰うほど強くなる！　生き抜いて進化しろ！　 転生してドラゴンになった男の子が、空腹と本能に衝き動かされて大自然を生き抜き、冒険するお話。 ・他サイト様にも投稿しています。…

　悩みを抱えた学生である僕が、ある日突然迷い込んだ場所。そこはなんと、番人が守る、秘宝が隠された地であった。 　最も大切な宝であるという、人間と精霊の争いの終結を書いた大切な記録…

　火事に巻き込まれた母親を救おうとしたらドジ踏んで死んでしまったあたしこと神邑柚子葉。 　ところが何があったか、不思議なワンコに導かれた異界で亜人の美少女に転生？！ 　しかもその…

　赤村直樹はレストランで恋人の青崎由美を待っていた。 　連絡もつかず、中々現れない由美。 　何かあったのだろうか。 　夜は静かに更けていく。 　昔に書いた（考えた）話シリーズ…

　大正7年。青年華族・穂村烈生（ほむら・れつお　20歳）と書生・神之屋月衛（かみのや・つきえ　21歳）が通う旧制高校で結成する「ミステリー研究会」に持ち込まれたのは、髪が伸びる日…

人類滅亡後の世界で、獣人・竜人・鳥人・魚人・妖精や吸血鬼など様々な種族が入り乱れて社会を形成し、平穏と覇権を懸けて戦う。 聖性の威力を失い形骸化した教会も魔族たちに乗っ取られ…

今はもう、遠いところに行ってしまった幼なじみを、咲月を眺めながら、俺は思い出していた。 「諒の家で、ギターを弾かせてほしい」 そう言って、咲月がギターケース片手に俺の家に転が…

銀行員の杉原和志は、車に跳ねられようと車道に飛び込もうとした青年に遭遇する。自殺未遂だった。そこで、青年はある男に諭される。男は、杉原が、大学生の時、入信していた宗教団体礼命会の…

軽音楽部の元後輩、黒部と、ある日突然会う約束をした。7年ぶりの彼女は、陰湿で無気力な雰囲気ががらりと変わり、目の中になにやら妖しい光が生まれていた。一体何を考えているのだろう。彼…

昔、ママが教えてくれた。 「おとぎ話はハッピーエンドで終わる。でも現実は童話のように簡単にはいかない。だからお前はそれに立ち向かえる頭を持ちなさい。全ては知恵が解決する。知識があ…

南雲皋(@nagumo-satsuki)さん主催の短編企画・『匿名短文開花ショタ企画』の感想をつらつらと語っていく、筆者によるコメント欄みたいな作品でございます。 ショタを愛でる…

「私、メリーさん。今、警察に追われてるの」 　一度は誰もが聞いたことがある都市伝説。 　その代表格ともいっていい、メリーさんからの電話だ。 　それが現在——最近一人暮らしを始め…

これは,今からずっと未来のお話。 あるところに とても仲の良い二人,『(削除済み)』と『ポプン』がおりました。 彼らはお互いを親友と呼び合い,生涯の親交を約束していました。 …

「副部長。どうしたんです？」と依田が叫び、慶子が「駐車場で何かあったんだわ、先輩。」と言った。 伝子は、Linenグループを一時的に解散するように高遠に指示し、EITO用のPCを…

オカルト系動画配信者の大学生、タカ・ユウジ・ヒロの３人が、ある廃病院に行く。 そこには、なぜか真新しい薔薇の花が……。ユウジの身に一体何があったのか。 ※三題噺シリーズ『ありが…