「(๑•̀ㅁ•́๑)電話じゃねぇ！！」を含む小説

　東京都内でウェブデザイナーをしている早乙女小春は、日々の生活に忙殺され、死んだような日々を過ごしていた。 　そんなある日、小春は実家からの電話により祖母トメの訃報を知る。 　葬…

　KAC2022その２「推し活」 　芸能プロダクション『８６９６』でアイドル事業のプロデューサーを務める竹取稲作はある事案に頭を悩ませていた。 　事務所に所属する新人アイドル『…

「脈、ないんですけど……」早朝、幼馴染の由香からかかってきた一本の電話。彼女は人を殺してしまったと告白する。秋人は彼女とともに死体を埋めて隠蔽するが、だんだんと追い詰められていく…

ヒット作を発表し続ける作家がいる。彼はとある授賞式で紹介された先輩作家に突然電話をかけた。「僕の本について教えてください」。先輩作家が彼の相談に応じたのは、気まぐれであり好奇心で…

　その妻、仕事で結婚記念日をすっぽかされる。 　無論不機嫌。仕方無いと分かってはいるが、それでも穏やかではいられない。 　するとスマホが、夫からの電話を告げる。 　何と文句を言っ…

庭にダンジョンができて困っています。――37歳男性 　2022年3月4日、朝起きたら庭にダンジョンができていた。 　初めて見る生のダンジョンに慌てふためきつつ警察へ通報。 　自…

1991年。女子高生ふたり。マクドナルドの二階の片隅。

水族館の館長の娘であるツェツィーリエ・ル・カインはウィロウ・セドゥに閉館直後の水族館にて出会う。彼女は用務室に閉じ込められていた。 水を求めるウィロウは水槽に向かって駆け、その身…

アイドルの電話サービスにのめり込んでいる僕は、過剰な無駄遣いを避けるために、公衆電話を利用することにした。

当お客様ニコニコ安心サービス相談室には、二名の担当者が常駐しております。双方やる気がありません。給料泥棒です。 しかし、この相談室を潰すわけにはまいりません。 ――皆様の安心…

彼とベッドと共にして、先にシャワーを浴び終えて部屋へ戻ると、彼はなにやら慌てた様子で電話を切った。 ････これは、もしや？ 何食わぬ顔で彼にもシャワーを浴びるように勧め、その隙…

北海道帯広市に住む冴島六花はフィギュアスケーター。 ある夜、六花のもとにコーチの入江冬紀から電話が掛かってくる。 「息子がいなくなったの」―― スピードスケート選手でありながら…

腰が痛くて動けない高齢女性。複数の開業医に電話したら返事は対照的だった。 ★ 本作品は「小説家になろう」でも掲載しています。

GWのとある日。 会社員・羽島望（はしまのぞむ）は、商店街である女性に話しかけられる。 怯えながらアンケートをしてきたその女性・豊橋光璃（とよはしひかり）は典型的なデート商法を営…

　この世界は箱であり、上位の存在の采配によって生死をも操られてしまうような場所であった。 　箱と箱の狭間、忘れられた世界でただ一人存在する『私』の話。

　東京生まれの馬場美波の心は忙しすぎる毎日に摩耗していた。疲れ切った彼女はリフレッシュ休暇を取り、自分が学生時代に憧れた写真の舞台となった田舎・穴辻村に旅行することに決めた。しか…

将来は画家になるという夢を持った少年「僕」と能天気にヘラヘラと毎日を過ごす幼馴染「真辺茉奈」――そんな2人へ、ある夏休みに1本の電話が掛かってくる。 【真辺茉奈は、48時間後に死…

社会に出て数年経った私。少し大人になって、でもまだまだ色々な悩みは尽きなくて、そんな時にかかってきた母からの電話。その電話から始まる少しだけ自分を見つめ直して、素直な自分の気持ち…

「私」は、久々の訪問の友人に子供を見せながら、離婚した時の経緯を話す。子供が生まれてからともかくよくやってくる義母。その話の内容が愚痴ばかりでたまらなかった。だからとうとうある日…

　〝素敵なキラーライフを！〟 そう書かれたチラシを渡された少女もまた､命を狙われていた。 便利化した世の中は、人の生命までもを脅かす程にその利便性を高みに向上させた。 電話一…