「神々 日本」を含む小説

神話の世界が今に生きる国は、世界広しと言えども、日本ぐらいのものである。その神話の世界に、日本人の先祖は、どこまで遡(さかのぼ)れるのだろうか。国産みの始めは、伊邪那岐尊(いざな…

（第１４回電撃小説大賞で３次選考までは行きました。） 　京都に住まう普通の女子高生しのぶちゃんが、普通じゃない女の子・ほのか様と出会った。実はほのか様は魔界から来た魔王で、京の街…

雨季。濁流に飲まれた人々の御魂を喰らいに、大海から龍が流れを遡ってくる。 その時期を前にして、龍返しの折り媛に選ばれる陰陽博士として活動していた四季すみれは、龍の眷属を封じる人型…

姿形は人間と大差ない、神様はどこにでもいる。ただ、あなたが気づいてないだけ―― 神様大国である日本。八百万の神々が人間社会に溶け込んで暮らしている。 それを知る人は神を信仰する…

　郷土への愛も、神への畏れも、失われた現代日本。 　謙遜と卑屈をはき違え、一方で傲慢さにあふれた人々を滅ぼすべく、古来の神々がその神威を振るいはじめ、日本各地で天変地異が起きる。…

台風の縦横比はレコードレベルで薄っぺらいと言いますが、ちょうどレコードにはA面とB面がありますね。この話も、そんな感じです。

「キリストは」と正平が言った。「一つだけ偉大な思想を後世に遺した。人間は平等であり、人権を有している、と。日本はキリスト教圏の国じゃない。アメリカは日本人を人間だと思っていない。…

　予言された終焉の危機を乗り越え、徐々に再興しつつある世界。 　生き残った者達は再興の一環として、年に一度、天から神を召喚する儀式を行っていた。 　儀式の日、"前世の記憶"に悩み…

日本社会で歯車として使われまくった主人公は完全に脳がおかしくなってしまう。 コーヒーだけが最高、コーヒーこそ至高とコーヒーを神聖視した主人公は突然美しき女神に異世界に召喚されてし…

時はＶＲ戦国時代。 人口の多くはＡＩに職を奪われた。 そこで多くの人々は、感覚機能の五感を仮想世界へと繋ぐ《没入型》ＶＲMMOに熱狂していく。 その一方で、人々の心は酷く荒廃して…

文明の光に照らされた現代日本。 しかしその裏側には、世界を脅かすおぞましき邪神やその眷属が潜んでいた。 祖父の遺産である超科学兵器、パワードスーツ・黎明を受け継いだ高校生、御堂暁…

神々が住まう世界『神界』のアマテラスにいたスサノオは、草薙剣を補完するという役目を担うことになる――。（スサノオの旅） ほか数作を収録した連作短編集です。 ■本作に収録された…

とある多層世界線旅行者が記述し保有していたと思われるログデータ。 内容自体は日本語で記述されたある神話に関するもので、そこまで長いものではない。 ログの概要部は文字化けを起こして…

1962年、キューバにミサイル基地が建設され冷戦が激化、アメリカ率いる資本主義とソ連率いる共産主義、それと女神教会の三勢力に国際連合が分かれた。その結果として第三次世界大戦が開戦…

2X19年、日本。 東京のビル群の片隅で、 １人の少女が震えていた。 ―――虚構の神話。 涙が真実を頼んだ時、 全ての嘘は神話になった。

　妄想に始まり、暴走に終わる。舞台は日本のど真ん中、大自然と小都会の街、北伊勢市。ノストラダムスの大預言も忘れ去られし頃、藤原メシヤの周りにはへんてこな人物が集まりだした。 　彼…

多くの森をそれぞれのカミが支配していた時代。カミの森の巫女として一生を森に捧げるはずだった沙耶は、幼き日の出来事を夢に見る。根の這う地、木漏れ日、梅の花。そしてあの白い手──。 …

私──犬井大牙が所属する覈ノ神高等学校。 適度に授業をサボりながらも、私はそれなりに高校生活を楽しんでいたのだが…… 突如、学校の大きさに比べて生徒数が少ないという理由で、私達の…

2019年11月刊行予定同人誌（連作短編集）の草稿抜粋。高志（こし＝越）の国の国つ神・沼河姫（現在の新潟県糸魚川市姫川の女神）は、黒姫山を母に、日本海を父として生まれ、のびのびと…

妖狐は妖怪狐の血を継いでいて、九つの内包能力を持っています。「妖狐=アリス」 現代、日本の中部岐阜県を中心に物語が始まる舞台は那騎袖市、自然が都市を彩り街に活気がある。少し田舎臭…