「短編 動物」を含む小説

　何となく「私」は、「動物園に近い駅」で電車を降りる。そしてふと地面に目を落とすと、そこには白い蛇がいた。 　大学のサークルの機関誌に2013年11月に掲載した作品です。自サ…

カエルの一日を書きます

　神獣ボルケーナ。 　並みのチート１００人かそこらより確実に強いというスーパーチート。 　あなたの親愛なる隣神。 　対するはいじめっ子二人組。 　目的はノラネコを集めて猫カフェを…

鼠、ミミズ、ヤモリ、糸車の４短編です。 鼠は横須賀の猿島で徴用され猿島で死んだ朝鮮人の幽霊を見た物語、朝鮮半島の歴史に同情的に描いておりますが、今は全く正反対の感情を持っておりま…

命が消える瞬間を、知っていますか。

塾の帰り道、同じ塾に通う女の子が廃墟のアパートへ入って行った。 何故だろうかと気になって、彼女の後を追いかける僕。 そこで僕が目撃したのは、目が三つもある奇妙な兎を可愛がる、…

出版社に勤める厳格な【私】の家に【ねこ】がきた。初めは受け付けなかったが、次第に【私】は【ねこ】と莫逆の友となっていった。

ペンギンは暗闇の中で目を覚ました。強い衝撃の後のことは何も思い出せなかった。 【以下、筆者の妄言】 Ｔｗｉｔｔｅｒのフォロワーさんのつぶやきの見間違いでいきなり現れた物語です。喉…

人間の女の子ミィルは、時計屋の軒先で、「友達」を待っていた。 黒い尻尾に、不揃いな色の両目、ぴんと立った三角形の耳……彼の名前は、クロ。

変人達がおりなす物語。 短編集のような形式ですが、各話ごとに繋がりがあるようになっています。 9話まで読んで頂けると物語全てが繋がります。 9話以降は続編です。興味のある方は見て…

茨城県日立市にあるかみね動物園のカバのバシャンは５３歳。

気が付くと、世界には自分一人だけになっていた。 人も動物も虫も、生きているすべてのものがいなくなっていた。 『僕』の見ている世界は、どうなってしまったのか？ 本当に誰もいないの…

西暦2160年。 22世紀より知能が異常に発達したゴリラは人間社会に溶け込み共存していた。 だがそんなゴリラに対する人間の差別意識は非常に高く、人権ならぬゴリラ権は脅かされままな…

【登場人物】 ◎志保（しほ）……《主人公》14歳・女 　黒髪ロングの髪をした、ごく普通の女子中学生。 　カメラで何でも撮ることに興味をもっている。 　作中では大人になった彼女（…

以下は、とある大山椒魚の著せしものである。編集するにあたり、全文を人語(日本語)に改めた。

大きな猫科の動物がうちにやってきたら、生活はかわるのではないでしょうか。人間社会のルールは、人間以外には通用しませんが、人間の友達はそれを守るのか、守るとしたらそれはなぜなのか。…

　赤茶けた大地が広がるサバンナ。 　そこには二世帯１６人が暮らしていて、お父さんお母さん４人で経営するパン屋さんがありました。 　最後あくびをするところを、お子さんに読んであげる…

　ここは大きくて深い森の中、色んな動物がそれぞれ仕事をして暮らしていました。 　そんなある日、リスたちの間である問題が起こります。 　困ったリスたちは、森に詳しい二匹の動物に解決…

ヒトデやウニをはじめとする棘皮動物が陸で暮らす島、凝澪(コゴリミオ)。お屋敷で働くメイドの湯(トウ)の暮らしと、棘皮動物たちの生態を磯眼鏡で覗く短編集。全五話とおしらせです。 …