「実は知ってます 短編」を含む小説

亡くなったじいちゃんの遺産として受け継いだお屋敷。辿り着いたその先で……。 「……お帰り下さい」 「俺のじいちゃんの家なのに！？」 何故か帰らされそうになる俺。 そこで手渡…

午後5時55分から6時までの放課後の教室。 彼の時間を独占できるのは、たった5分のあいだだけ。

私は知っている。 人は常に誰かを殺したいことを。 その対象は自分だったり、親だったり、友人の皮を被った他人だったり、はたまた誰でもよかったり。 そんな時に指ひとつで殺せたら？ 一…

パワードスーツ　ガイファント設定 大ツ・バール帝国　第一皇女　リズディア 15歳のリズディアは、誰にも言えない恋をしているつもりで、密かに、4歳歳下のイルルミューランに思いを…

　無気力に繰り返しの日常を生きる男、八島英輔。 　そんな彼は会社帰りにエミと名乗る少女を拾う。そして始まる共同生活。 　だが彼女の正体を知った時、彼は――。 　そこにあるのは同情…

生まれつき自分や触れた人の寿命を砂時計の形で見ることが出来た主人公。 彼はその力で自分の寿命の短さを知り絶望するが、1人の少女との出会いが彼を変える—— ノベルアッププラス、…

主人公、平野メルは中学に進学してから、幼馴染の寺田ニコのことが気になり始めていた。 理由はこれまで知らなかったテニスで活躍するニコのことを知ったから。 気づけば、普通に会話する時…

　未来局からのメールによってただ一人、地球が明日の朝に消滅する事を男は知った。 　携帯の画面に書かれているメール文に固まった後、傍らの婚約者に目を向ける。

古墳だらけの街、大阪の藤井寺にひっこしてきた【加藤くん】。 まだ周りとなじめないなか、休日に図書館へ行くと、クラスメートの【阿部さん】と偶然出会います。 そして、【阿部さん】から…

「私」の大学時代からの先輩は、小手先のマジックだけを処世術としている。 ある日、公園で一人泣いている少年を見つけた先輩は自分のことを「魔法使い」だと言って──

　帰路の途中摘み取ってきた野花を、あなたは手に取って顔に近づけた。花の名は知らないが、春風のような一瞬のあなたの表情の変化で、正解だったと気が楽になる。病に呻くあなたの孤独な総力…

「５分で読書」短編小説コンテスト2022 　参加作 テーマ：だれにも言えない恋（恋愛） 私の前の席に座る彼、赤峰愁は『園芸委員』と呼ばれている美化委員に所属している。 ハブられ…

王女・アナスタシアは愛する女騎士・アリサを喪う。 そして知った。 彼女はそれでも、愛する王女様に生きて欲しかったのだと――。

「知ってるか？　この滝を登った魚は神様が龍にしてくれるんだと」 　そう言って笑った君にオレはきっと恋をしていた。 　だから、心のどこかで龍に成ることを誓っていたんだ。

「来栖さんおはよう」 「……………」 来栖さんは、挨拶に対して無後のままペコリと頭を下げる。 それから鋭い視線でじっと見つめてきた。 俺の通っている学校には、こんな風に絶対に…

高校一年の夏休み直前、俺は不思議な銀髪の女に出会った。彼女は俺が小学生の頃から書いている秘密の物語を知っていて、そのヒーローの名前を言い当てた。 彼女はヒーローを探して、この広大…

思い出屋……そこはあるものと引き換えに、願いを叶えることができる不思議な店。 ◇◇◇ ある女性が引越しの準備をしていると見覚えのない箱を見つけてしまう。 その箱を開けると…

悪役令嬢ものに登場する王子はどうしてアホが多いのかな…というところから考えたお話です。結局はどっちもお話が面白ければ良いということなのですけどね。 ※小説家になろうにて『私の見…

「なあ、知っているかい。条件反射の小噺を」「知らないわ。なんの話？」カウンターの隅でカップルが話し込んでいる。

透明人間になるために必要なものは、薬でもマントでも魔法でもない。 その『✕✕』さえ知っていれば、誰でも透明人間になれるのだ。 そして、透明人間になるために必要な『✕✕✕✕✕✕…