「そりゃそうだ」を含む小説

　全てにおいて自分に勝る勇者を憎み、復讐のため悪魔と契約して死んでいった顔はいいが永遠のＮｏ．２、オルディーネ王国騎士団長ヴァリシュ・グレンフェル。 　彼は悪魔と契約する寸前…

元祖「悪魔の辞典」を著したアンブローズ・ビアス氏に敬意をはらって悪魔とつけていますが、中身には特に毒も悪魔もないと思います。知らんけど。 作者小椋夏己なりに浮かんだ言葉を再定義し…

気が付けば真っ暗闇の中、ガタガタと揺れる床。 どうやら私は攫われてしまったようです。 確か今日は婚約者のところに連行されていました。そう、二か月は不在だと言っていましたのに、一ヶ…

「ミカ、アンネのことは頼んだよ」 そう言い残してエラト王国国王が崩御し、二年。王位は定まらず、百人以上いた王位継承権者がたったの三人になったころ、アンネリーゼの婚約者だったミカの…

【2019年6/26　本編完結しました！】 【2021年9/4　朗読紹介動画が公開されました！動画URL→https://youtu.be/IQtaItgKAqg】 運送業とい…

これは、熱があるに違いない。 そう確信して検温した結果、思っていたほどの数値が出ないでガッカリした経験はありますか？ 私はあります。健康なのは良いことなんだけど、休めると期待し…

温泉が大好きな堂悟 有真（どうご ありま）は会社の温泉旅行で、誰とも喋らずポツンとしている女性に声を掛けたところ「あら？あたな私が視えるの？そりゃそうよね。だって私がこうなったの…

「男の魅力って『優しい』ことじゃないから」 高校一年の夏、そう言われて幼馴染みの夏美に振られた。 幼い頃からの長い付き合いで、ふたりでよく遊びに行ったし、キスだってした。 でも…

聞いてください。私は念願の独立開業をして、カフェをオープンしました。人手不足なので求人をかけました。そしたらですよ？異世界から転生してきた人ばかりが面接にくるんです。ユーモアある…

「マイラ・カレンベルク！！　お前のような執拗に嫌がらせをする悪女を、俺は妻にしたくない！　婚約破棄だ！！」　 　馬立茉依（うまたて　まい）は中世のヨーロッパの舞踏会で婚約破棄を…

シンマは女神によって異世界に転移させられた。 シンマの中に眠っている【スキル進化】はもっとも理不尽なスキルであり、女神は所有者を探していたという。 【スキル進化】をもって女神はシ…

「ご注文は『異世界転生』『悪役令嬢』ですね。ご一緒に『ざまぁ』はいかがですか？」 異世界転生の女神からそう問われて、「はい」と答えざるを得なかった、元日本人である「わたし」一ノ瀬…

ニコは相応の報酬さえ支払えば誰でも殺す凄腕の暗殺者だ。 そんな彼女のもとに『勇者を殺して欲しい』という依頼が舞い込む。 しかし、勇者というのはどうやら“異次元の世界からやってき…

　戦前の物資を漁って生計を立てながら旅をしているスカベンジャーの少女・アリサ。 　儲け話を聞かされて同業者たちと赴いた街は、戦時中の激戦区――今は無法者たちが占拠する廃墟都市だっ…

「ルーク様、本日はブリリアント王国のスターシャ様がお見えになられます」 俺の名前はルーク・フォン・フォレスティア。大陸で最も強国とされるフォレスティア王国の王子だ。容姿端麗、頭…

アイリス・クラークは没落寸前の男爵貴族令嬢である。 知り合いの伝手を辿り、王立騎士団に入隊するも剣の腕はからっきし。 運動能力も下の下の下。 しかし動物が大好きな彼女は、騎士…

数世紀程前、世界中のあちこちで突然身体を光らせ、身体を変化させる者が現れた。その者は、目の前にゲームの画面の様にスキルが表記され、身体を変化させた者は、進化したとされ"先行者"と…

「……もう今月の給料も全部使っちまったな」 ゲームのガチャに給料を全部注いで、飯や住む場所を疎かにするなんて、馬鹿げてると思う。 でも、いつからなんだろうな。例え生活を疎かにし…

人類の敵であった魔王は、救世主である勇者についに討たれた。 しかし、魔王は女神によって別世界に転生することになった。 彼（彼女）は今度こそこの世界で平穏に暮らすために奔走する…

大手広告代理店に勤務の会社員・上木将与。上司にいびられた帰り、空から落ちてきた魔法の本。『汝、我と契約せよ。願いを叶えん』真っ白な本に浮かび上がる文字。それをみた上木は魔法の本へ…