「虫」を含む小説

「男子、ちゃんと掃除してよー！」 「うっせーな、あいつらだって遊んでんじゃねーか」 「それは論点のすり替え、すなわちれっきとした詭弁だ。君以外が掃除をしていないことは君が諫言を受…

将来の夢も希望も目標もなく、空虚な日々を生きていた大学生の綾。ある日、目覚めたら小さな女の子カティアになっていた。汚染し尽くされた自然に寸土しかない人類の居住地。人類に襲いかかる…

そのとき、突然なにかが部屋の中に飛び込んできた。鈍い羽音は、そこそこ重量のある虫を思わせる。ゴキブリだったらどうしようかと恐る恐る確認すると、カナブンだった。 (本文より)

僕は虫を殺した。 それは悪いことか？それは間違っているか？それはおかしいことか？ その答えに人々は、言葉でYesと答え、行動でNoと答える事だろう。 その答えは、僕にとってはこう…

主人公、大平洋一（おおひらよういち）は、偶然にも高校の体育祭の時に知り合った陽氏可憐（ようしかれん）と交際を深め、ついに結婚に至るまでの仲となった。 しかし、結婚を間近にした公園…

「本さえあれば他に何も要らない」 「アナタさえいれば他に何も要らない」 自他共に認める本の虫・明智宗太(アケチ ソウタ)。 読書にしか興味がなく、最近まともに話したのは妹ただ一…

【異星人に侵略され滅亡の危機の地球を救え！】【パワードスーツで戦う人類の中で主人公たちだけが生身！ 】【地球の地下には文明が存在する！？ 】【異世界帰りの勇者と巨乳クールビューテ…

宿題嫌いなメイは今日もクラスの男子に混じって野球に参加している。カキーン！　あ、やばい。この飛距離は…と、フェンスを越えてしまい、ボールを探していると聴こえてくるのだ。「こっちへ…

ー殺され女優・鎌田靜子の憂鬱な毎日ー 『死体女優』と呼ばれる静子は、マネージャーの高木と共に、神奈川県川崎市にある小さな神社へと出掛けます。 毎夜、悪夢にうなされる高木の脳裏に…

アリを潰すタカシ。チョウを助けるコウタ。虫を大量に捕まえるトモヤ。虫の音に苦しむナオト。 人と虫の掌編小説です。 残酷描写というほどのものではありませんが、一応残酷描写のセルフ…

海の底に棲む人でも魚でもない生き物たちは、哀れな人間の死体を見つけた。 水死体を見つけた人魚二人のお話です。ファンタジーと呼ぶには泥臭く、かといって我々が住む世界の話ではない。…

　容姿端麗の令嬢、美姫の元には男が寄ってくる。花の蜜に集まる虫のように。 　金目当ての婚約者に婚約破棄を突きつけ、自宅に戻る途中、機械人形の姿をした男と出会う。彼は魔女に心を奪わ…

拙作『古の森にいらっしゃい、おチビちゃん竜が待ってるよ!』の中の登場人物(虫)のモッチが、不思議な虹の向こうへお出かけです。 カクヨムに連載中の本編では次章はモッチが主役。 とい…

2020/11/13に、「先題噺」会を開催しました。 この会の趣旨は、「読んだことのない本のタイトルからその物語を想像してみる」というものです。以前行った3つの言葉から物語を想像…

「【第三回】ランダムワード小説」参加作品 https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054935543689 ・頭蓋骨 ・光陰矢の如し ・ド…

とある森で、仏頂面の少女（？）は青年に拾われた。 少女（？）は異世界からやってきた。 少女（？）には戦うだけの腕力もなく、魔法の才覚に恵まれず、弱い魔物にさえ勝てなかった。 …

遠くで虫の音が聴こえた。 リーン、リンと伸びやかに、途切れ途切れに聴こえる音色は夏の終わりと、秋の訪れを知らせているよう。 夏の騒がしさはなく、どこか物寂しげな音色が哀愁を誘…

何気ない日常に潜む。

暑さの続く夏。夏は虫が活発になる季節。そんな虫にまつわる、背筋の凍る物語をどうぞ。

子供を授かろうと願掛けしたおたよは、その代わりに神様から宝物を預かります。その結果は、どうなったでしょうか？ ※私は佐藤さとる先生のファンで、コロボックル物語に出てくる「いなふ…