「眺めた」を含む小説

　主人公レオンは、かつて魔法大国『ユート』で一番の騎士だった。平和を愛し、自由を愛する彼はある日突然。権力で自由を縛り付ける大国『ディスト』に攻められ、敗北。その時、レオンは片腕…

カクヨム甲子園2019「恐怖はSNSからはじまった」参加作品。 高校生の信哉は、Twitterを眺めたりギターを弾いたりしながら、返事が来ないLINEをずっと待ちわびていた。ある…

完璧主義で普段は弱音をあまり吐かない彼女が、ある日仕事のトラブルで泣きながらやってきた。自分の隣で涙を流しながら眠りについた彼女を眺め、愛しく思う。理想的な幸せを切り取った短編作…

駅舎の中に、一目で惜別と分かる集団がいる。それを浅黒い顔をした難民の男が眺めている。

小さい頃からよく、父に写真を撮られていた僕は、写真部の見学に来た。写真を眺めていると、女の先輩から声をかけられる。それをきっかけに僕は写真部に入ることにした。 そんな僕は、OB会…

たった一つの大陸その中心地、この世のすべてが集まるその地では、人々の活気で溢れている。 金、地位、名誉、見目麗しい男や女、この世の物とは思えない料理、豪華な天蓋付きのベットだって…

クリスマスの夜。 街を仲睦まじく歩く若いカップル・良樹と雪乃。 降り出した雪を眺めながら、良樹はふと自分が小さい頃に体験した、雪の日のある不思議な出来事を思い出し、雪乃に語って聞…

少女は住宅街の縁石に座って、自分の通学路を眺めていた。踏切のある通学路を。 さっくり読めるホラー掌編です。 月子堂 文芸部（ @tsuki_bun ）様主催の物書き一次創作…

帝国が戦争で敗北して、島は帝国の支配から解放された。 それからしばらく経ったある頃、島にひとりの青年が流されてくる。 うつくしいひと。おだやかで、やさしいひと。 「わたし」は毎日…

　サービスが終了したオンラインゲーム『ドラゴンテイルズ』 　日向 錬という青年に操作キャラクターとして作り出された少女は、最後の日に白く塗り消されていく世界をただ呆然と眺めてい…

　主人公「伊藤リク」は、幼い頃に出会った天使から『転生して頂けませんか？（※意訳：今すぐ逝け）』と言われ、頑なに拒否し続けていた。そんなある日、猛スピードで暴走するトラックを野次…

この世界は物語である――。 ある日聞こえてきた声に対して安請け合いした「僕」は、物語の世界で生き続ける運命を余儀なくされる。 しかし彼に与えられた役割は所謂、端役。主人公どころ…

桜がその花を咲かせていたことを、夏になれば人々は忘れてしまう。 誰もが足早に、アスファルトの上を歩み去っていく。 そんな2011年7月の頃、わたしは親友に別れを告げた。 そうせ…

1978年11月11日の日付の「幻想」というこの物語は、私が小学生の時から書き続けていた詩のノートに書かれていたものでした。 　物語を書いているという気持ちではなく、詩を書いてい…

九月下旬のある日。高校一年生の利川大輝は大学生の姉、琴音から自作マンガを読んで欲しいと頼まれ迷惑していた。そんな時入り込んで来た母は、琴音の自作マンガにダメ出しをし、自分が小学生…

なんとなく試したら、ほんとに召喚されたらしい。 悪魔のゾフと、一人暮らしの男の奇妙な日常。 「お絵かきの息抜きに落書き」の小説版みたいなものです。 なーんにも考えてません。見…

ある日、利川翔太が母の昔のノートに描かれた少女のイラストを眺めていたら突然、その少女が飛び出て来た。友美と名乗った中二の少女は２００１年頃から目覚めたかのように今の世の中のことを…

”私”が眠りに落ちるその動きで、「私」の居場所はまた浮かび上がる。この空の色はどんな記憶が求めるのだろう。この夜の意味は一体なに。ぼんやりと”私”の記憶を眺めながら、何も出来ない…

かなたは、夜の公園で空を眺めていた。 そこにジャングルの頂上から見下ろす 金髪の女が現れた。かなたがある一言を金髪の女に向かって放った瞬間に金髪の女はぶちギレかなたを叩いた。

謎の力によって不死者が溢れだした世界。 不死者の魂を解放することを仕事にしている主人公「陽」は歪んだ日常を今日もぼんやりと眺めていた。 短編なので続きはありません。 …