「消えない」を含む小説

　私にはイマジナリーフレンドが居る。 　だが。もう１５で。何時までも彼女と戯れている訳にはいかない。 　そろそろ決別の時なのだ― 　が。そううまくいかないのが現実で。 　私は彼女…

「パッと咲いてパッと散りたい」 　そう告げた幼馴染の花蓮は突如この世から消えた。 　そして二年数か月後に別人の姿で遺体となって現れた。誰もがその子を花蓮という。でも僕はどう見て…

【第一章完結しています】 物語構成としては全４章で完結を予定しておりますが、第一章で一旦物語は完結しておりますので、安心してお読みください。 　続きが気になる方は是非ともブックマ…

突如として起き始めた奇妙な現象。世界中から金が消えていく。 これは、そんな事件に巻き込まれた、一人の男の手記である。

　茅原　沙苗《かやはら　さなえ》は幼馴染のみっちゃんこと藤乃　美晴《ふじの　みはる》のことが好きだ。より正確には怯えている様子を見るのが好きだ。 　ある日、沙苗は美晴を心霊スポッ…

ノンフィクションで高校生の時、半年間にもわたる勘違いが起こした告白です いまも思い出しては心が痛くなるほどの黒歴史です。

　遠い未来―いや、近い将来なのかも知れない。 　人類は分かたれた。新生児の段階で遺伝子操作をなしたジーンリッチ《新人類》とナチュラル《旧人類》に。 　地球は終焉を迎える星である…

　時は21世紀末。 　世界から表向き戦争が消えた時代。 　銃が人殺しの道具ではなくなった時代。 　全世界79億人の内、3億人が競技銃による射撃を経験し、 　人々が政治や宗教でなく…

KAC20245「はなさないで」参加

オカルト大好きな三人が向かう有名な心霊スポット。 そこで出会ったものは…… この作品はフィクションであり実在の人物団体等とは関係ありません

　遠い、遠い昔。23人の英雄が居た。1人の勇者と、22人の騎士。彼らはある土地に住まう人々を救い、人知れず世界も救い、そこに国を造り上げた。時は流れ未来。誰もが、彼らを記録でしか…

夫のカズさんはルナちゃんの寝言が気になるようです。

緩んだ貴方の指を。 私は。 ギュッとした。 冷たくなっていく。 貴方の温もりを。 私は。

書き直しつつ、消しつつ書きつつの小説。 前触れやお知らせもなく急に消えたり復活したり編集されていたりを繰り返します。 主人公は愛されはするものの恋愛以外の情を向けられることが多…

ささくれの治る季節になると、僕は彼を思い出さずにはいられない。 若さと運命が僕に背負わせた、消えない罪の贖いを求める物語。

酒癖の悪い父親に愛想をつかした母親が娘に対してとった態度は永遠に消えない心のささくれとなって残るのだろうか。

あらすじ：タイキはシロガネが運営する施設の職員として自身の人生を歩んでいた。ある日地鳴りと共に施設を含むその周囲の地面が数十キロに渡り空に浮き、中心部に大きな柱を見る。翌日調査に…

「この世界には、『鬼』が居るのよ」 百目鬼葉月は幼い頃、毎日のように母親にそのように言われた事があるが、彼女自身徐々に成長するにつれて死んだ母親の言葉を忘れていった。 アルバイ…

僕はある理由から隣人を殺害する。 凶器は見つからないはずだった。あいつが来るまでは……。