「行けん」を含む小説

心の不調で学校に行けない結月は、夢の中で月の国のお姫様、ルミに出会う。 ルミは結月を気に入り、二人は夢の中で仲良く同じ時を過ごすけれど………

「カラオケ(ライブ)でオーディエンス相手に歌うならこんな感じでというのを紹介してみないかな？ カラオケ行くのは憚られる時期だから、行ったつもりで歌いたい曲をリスト化してみないかな…

カラオケってライブみたいなものですよね？ カラオケ行けないときは、セットリストを考える。 そして、オーディエンスを感じる。 感じるのは俺だけか？

彼らは小学生。いじめをこれでもかと言えるほど受け、「自殺」のやり方と名前も知っているほど、知識もあった。そして、彼らが自殺する直前、同じ願いを込めた。 「人間がいない、平和な世…

　女性は実家の近くのラーメン屋で冷やし中華を食べるのが好きだった。 　東京に引っ越してから、そのラーメン屋に行けなくなり残念に思っていたが、近所の行きつけのラーメン屋で『冷やし』…

紀野諒太は、高校生の頃、幼馴染を失い。大学生から怠惰で打算的な人生を送っていた。変わらなきゃ行けない。自分の人生を取り返さないと行けない。そんな想いはあったが、何も出来ない自分に…

大学生の久坂純菜は、ある日商店街のくじ引きで１等の温泉旅館の無料ペア宿泊券を引き当てた。 しかし彼女にはいっしょに遊びに行くような友達がいない。 そこで純菜は考える。自分が行けな…

夏の短編集です。 「スイカ」……「スイカの種をほじくる行為が何に似ているか」を、好きな子と議論する話 「なにもしない日」……なにもしない林の話 「思い出は美しいから」……モトカレ…

「あんたのいい人って、どうでもいい人って意味だよ」女子から放たれた辛辣な言葉。 優しさだけが唯一の取り柄だった巨漢の日下部元日（くさかべ　もとはる）。 深く傷ついた彼はそれ以来学…

「ずっと東に行けば、今も『海』があるんだよ」 そう教えてくれた人は、東に行ったきり帰ってこなかった。 見渡す限り砂一面の世界で、巨大な亀の甲羅の上に住む少女は、亀とともに東を目指…

「ここは、どこだ……？」 目覚めると、俺は記憶を何もかも失っていた。 かすかに覚えているのは、金。暴力。硝煙の匂い…… そんな俺を拾ってくれたのは、女の子だらけの「事務所」だ…

普通の高校生……ではない時ヶ崎央真のほんの小さな悩みは顔がちょっぴり恐いこと。 ちょっぴりっていうのはつまり、出会った人が命乞いをしたり、泡吹いて倒れるってことだ。 そんな友達…

華ちゃんは、小学六年生。 独特の感性を持つ華ちゃんは、図工の時間に自分の視たままの絵を描いていると、先生から「普通に描きなさい」と言われてしまします。 図工室に行けなくなって…

　魔法の息づく世界“メイデーア”。辺境貴族の令嬢マキアは、騎士の少年トールとともに、魔法を学ぶ日々を過ごし、強い絆を育んできた。ところがトールが異世界から来た〈救世主の少女〉の守…

親の手により河原に投げ捨てられ以後５年間眠ったまま、目を覚ましたが発育不良その上脳が半分以上機能していなくドヂばかり。 普通の人には行けない「お狐横丁」に迷い込み一杯のコーヒーを…

この世には《フラグ》と呼ばれる物がある。映画や小説などで伏線と呼ばれる物だ。 例えば戦争モノの映画で、「俺、この戦争が終わったら、彼女と結婚するんだ」とか、「ここは任せて先に行…

部活をサボり気味だった「僕」はある日、学校の屋上へと足を運んだ。 そこには、彼女がいた。 部活に行きたくない「僕」。 部活に行けない彼女。 似てるようで似てない2人の男女の苦…

お友達のちいちゃんはとても怖がり。 学校に行けない。 昼間に外に出られない。 みんなが平気なことがどうしてもだめ。 でもちいちゃんはわたしの一番の友だちだ。

　中学１年生の咲希は、居場所を感じられず、学校へ行かない。 そのことを母親が、咲希を連れてアロマ調香師真理子さんに相談しに行く。入り口から葛の香りが立ち、咲希は不思議な懐かしさを…

地球ではない別の世界。 其処は魔法が存在し、魔族と人間が争っているファンタジーな世界であった。 そんな世界に生まれ落ちた‘バスターブレイダー’の異名を持つ三十路手前の独身男、ミ…