それでも、彼女はオーボエを吹き続ける。

　二人の登場人物がオーボエを介して双曲線のごとく自らを赤裸々に語る。大人顔負けの苦悩に沈む二人だが、空はあくまで青く風は熱い。

なんだか流行ってるような奇をてらった設定などなくても、文章でグイグイ読ませてくれる感じが好感持てました。高校生でいらっしゃるんですか？　私が偉そうに言うのもなんですが、文章力は大人以上かと。他も読んでみたい。