『ONE PIECE』の尾田栄一郎先生が、新川直司先生の『4月は君の嘘』を絶賛した際、次のようなこと仰っていました。
「漫画で音楽を表現するのは難しい」
音という武器を使えない漫画において、音楽をテーマに面白い作品を書くのは至難の業。
しかし、『4月は君の嘘』は漫画なのに美しい音色が聞こえる。
確か、そのような評価をされていたはずです。
何故、突然この話をしたかというと、この小説の魅力を語る上で必要だったからです。
漫画よりも音とは関係の薄い小説で、音や歌声が聴こえる。
明るい声や不安な声が聞こえてくるリアルな心理描写は一読の価値があります!