文字が奏でる音を聴け

 この物語には音がある。読み進める毎に、降り積もる音がある。

 熱いビートが。切ないラブソングが。ハードなロックが。

 時にはコミカルに。時には激流のように。

 胸に迫り、気づけば読者も熱い思いを共有している。

 物語の中で読者は、終始観客である。彼らの スター性に酔い、気付けば彼らを追いかけている。彼らの苦悩に寄り添い、彼らの歓喜に共に酔う。

 読者は心地よい読後感に酔いしれるだろう

 彼らの熱い青春物語に、祝杯をあげよう。

 さあ、読者よ。

 彼らの音楽に一時心を委ねよう。

 

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