音楽好き必見! 心が熱くなる青春群像劇!
- ★★★ Excellent!!!
突然ですが、音楽は生きています。
音楽は性別も年齢も場所も関係なく垣根を越えて心を結び、人は決して独りじゃないのだと証明してくれます。
この物語も、音楽と同じ。
――生きているのです。
舞台は、高校。軽音部。彷徨い悩む年齢です。
それはこのお話も例外ではなく、登場人物ひとりひとりに葛藤がありました。彼らの心の音は、まるで糸が絡むように複雑に乱れていたのです。
しかし、彼らはやがて仲間を見つけます。
ボーカル、ギター、ドラム、ベース……。
ひとりでは解けない糸も、ひとりでは奏でられない音楽も、ひとりではないのなら――。
いつか、光は差し込むのです。
目に浮かぶ情景。そして、時に激しく時に穏やかに紡がれる繊細な言葉の数々に、何度も胸が熱くなりました。
本日完結となりましたが、終わってしまった今、非常に悲しい気持ちでいっぱいです。しかしそれと同時に、海の中を揺蕩っているようなとても心地の良い感情に包まれています。
まだこちらのお話に触れたことのない方、ぜひ覗いてみてください。自信を持っておすすめできる、とても素敵なお話です!
そして読み終えた時、きっとあなたも誰かに紹介したくなる筈です。皆さまも、ぜひ!