異世界フレンズ生活
プリン制作人
プロローグ
プロローグ
「俺より弱いんだったら立ち塞がるんじゃないぞ!」
そう、これは人間によるいじめ、虐待、差別などのことが原因だった。
僕には唯一の友達がいた。
それは、同じ人にいじめられて、苦しみに耐えられなかった人だった。
今の僕に同じ扱いを受けている人だった。
だからこそ、心を通じ合えたのか、友達になることを決め、過ごした。
実際、友達ができたからって生活が変わるのか、と思ったが、予想外にも、かなり生活は変わった。
悪い方向に。
友達という関係が始まってからは、彼と一緒に過ごした。
だが、みんなは僕と彼が一緒にいることをいやらしい目で見て、非難してくる人もいないわけでもなかった。
いっそのこと二人で自殺してしまうことも考えにあった
だが、そんなことをしてしまえば、友達になったときの約束を破ってしまう。
「二人でいられるときは、ずっと一緒に居ようね?そうでなきゃ、僕も君も悲しくなっちゃうでしょ?」
だが、その約束を守る自信さえ今では消えてしまっている。
僕も彼も限界だったのだ。
僕と彼がいじめを受けても大人は味方をしてくれなく、そんなことから、限界だったのだ。
そんな僕たちに好機が訪れた。
それは、船で旅をするという、家族の提案だった。
もちろん、僕の家族もいじめのことについては気にも止めていない。
なぜこれが好機だと思った理由は、都合が良かったからだ。
まず、友達もよんでいいということだ。
もちろん、彼を呼んだ。
次は、その船が大きいものだった。
自殺にはぴったりの船だった。
そのことを言えば、彼は嬉しそうに、
「やっとこの世界とも別れられるんだね?」
と言い、船に乗る決意を固めてくれた。
そして、その日がやって来た…
出航してから、自殺するということをバレないように、彼と過ごした。
そして、ついにその時がやってきてしまった。
「今どの辺にいるのー?」
「今はなー、海の真ん中らへんだぞー?ほら、海も綺麗だぞ!」
「ほんとだ!〇〇君も呼んでくる!」
「おう、道に迷わないようになー」
そう、ちょうど海の真ん中に着いた。
そして、彼を呼び、覚悟をし、飛び降りた。
僕たちは、飛び降りる前、あることを願った。
「人間のいない、平和な世界に行けますように。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます