「終わらなかった」を含む小説

「どうだい、いい月の夜だ。外に散歩に行かないかい？」 その誘いに対し、Ｘはきっと、相当困った顔をしたのだろう。 何せＸは殺人鬼で死刑囚ではあるが、夜目など利かない、人間なのだから…

まだ肌寒い季節が続く４月初旬。 片田舎のバス停の前で、２人の男女がベンチに座っていた。 今年から大学生になる耕太は、親の再婚が決まって村を出ていくことになった。 そして、家業を継…

一話一話短い構成で書いています。 少しの時間でも直ぐ読めるようにという工夫です！ ぜひ、最後まで御覧ください！ ※まだ連載中ですが、一時的に完結済みとさせていただきます 作者はこ…

ただのぬいぐるみと侮るなかれ。 「カワイイ」は最強のパワーを秘めるのだ。 KAC20232参加作品・5分で読める、現代のおとぎ話。

恒の国に産まれた仁海は、名家にも関わらず、生まれつきの病気で力を持ち合わせていなかったため、家を追放されてしまった。森の奥で妖怪に襲われ、窮地に立たされた彼は妖怪ともども自爆して…

或る一人の少女が目を覚ますとそこは謎の地下通路だった。 しばらく歩いているとある人類種に出会う。 彼らの基地に案内され、沢山の施しを受け、名前をもらう。名は《シルシ》。 少女は恩…

初恋の相手に何もアクション出来ないまま社会人になった鴫野恭祐（しぎのきょうすけ） 高校生活の大半を不登校で終わらせ、華のない人生を歩んでいた彼は夢の中で運命の人　鹿沼ミハル（かぬ…

旧名　桜が舞い散る木の下で このままいけばあと１カ月で卒業を迎えることになる。 本来なら早く受験を終わらせて卒業をしたいと思うだろうが、俺には重大な心残りがある。 それは、…

ワタシは本屋の夢を見る。 ランプの精は言いました。 「そなたの望みを、なんでも叶えてやろう」と――。 まあ夢オチなんですけどね！！　はあああ！？

KAC20231　777文字 小学生の時、リサは近所の本屋さんに、 初めて書いた本をこっそりと置いてきた。

　その日、外回りだったサラリーマンの智成　全(ともなり　ぜん)は、直帰の許可が降り揚々と自転車で帰路へつく。 　帰路の途中、全は些細な事から中高生3人組の真中　聖人(まなか　…

昨年2月24日、ロシアによるウクライナ侵攻でこの空虚な戦争は始まったのです。 その少し前、ロシアの友人が気になり連絡を取っていた時は「戦争、ないでしょ」といった感じでした。 そ…

紀元前7世紀の古代中国人に現代日本の鍋を食べさせるIQが極めて低い茶番。 時代背景、人物などお気になさらず、深く考えない内容です。 拙作完結済作品『父の仇に許された』のスピン…

「あなた」が残した約束を守って10年を生きた私は、十年目のその日に命を絶とうとした。 それが何故また目を覚ましたのか。そこは昔、あなたと生きていたころの私の部屋のだった。 くり返…

僕たちはまだ、終わらない夏を生きている。

日々語られる「ラノベとはどういう物か」に対して一応の終止符が打てるエッセイです！

ピアノは弾ける。 本作は『小説家になろう』様にも掲載しております。

　引越しの挨拶のため、その町でもっともチカラの強い『場所』へ向かった遙華。そこで待ち構えていたのは男の子の霊体であった。 「今世こそボクと一緒に過ごそう」 　そう言ってイケメ…

【なろう転載】 宇宙を創り、二つの平行世界を征した『俺様』。永き眠りについていたら、世界を終わらせる軍勢『否定する者』の奇襲を受けて敗北。 力を失い人間になってしまった『俺様』…