「純文学・カクヨムオンリー」を含む小説

小説家を希望し、コンテスト用の小説執筆に明け暮れるあたし───芽々ラクの恋幕はまだ上がっていない。幼馴染みの隅隅昌磨への想いは強くなると同時に、等しく“関係の変化”そのものに恐怖…

高校では何事もなく穏やかに過ごしたいと、田舎から都会の高校に通う私は、美しい髪の都会暮らしの彼女に出会った。 高校３年生の今では、私にはもったいないくらいの友だち。彼女は私には…

透明なビニール袋には水がたっぷり入っている。その中に、赤い金魚はいて、泳ぎ回っている。 「生きているの。この子、生きているのよ」

大学一回生のオレ、双葉と、叔母の千風ちゃんは同居してもう二か月。 春から夏になる頃、紫陽花の揺れる景色の中で見たきみとの生活。 大人になるということ、誰かを愛して生きていくこと…

無敵になる時間とその後の話です。

曽祖父が他界して迎える初盆。 美希と残された曽祖母との関わり合いを描いた現代ドラマ。

どうして、俺はまたこっち側にいる……？ 中3のマサキのクラスでは、いじめが起こっていた。ある日いじめられていた女子を助けたのは、不良っぽい黒髪の女子。マサキは彼女のことが気にな…

純愛の物語です。絵を描く、坊主頭、小太りでタンクトップ着用のあの人が登場。

病室の少女と、漫画を描く男。 色を取り戻していく。 感謝を、たった2700字に詰め込みました。

コロナ禍の時代、初めて経験するこの事態に、私たちはどう生きれば良いのでしょうか。ノンフィクション。当事者による真摯な語りが時代の精神を伝えます。

僕が水族館で体験した苦い思い出です

人に対する感謝を、いつまでも忘れない。笑顔。ハートフルな世界に生まれて良かった。

空に赤い風船が現れた時代、俺達は奪われることに抗って生きていた。 そんな中、彼女が理解出来ない行動を取る。 ジャンルが適しているものがないため、その他、にしました。

お題をいただいたのでここに供養する

大学時代、私は、京都の観光案内をするグループに所属していた。 きっかけは、トイレに貼ってあった張り紙だった。 反ご当地小説みたいになってますが、一口に「ご当地小説」と言っても、…

あの人は、誰ーー？　順風満帆な人生を送っているように見えるルカには、自分にも医者にも誰にも「解明不可能な秘密」があった。

大学の小さなサークルで出会った、碧と星羅。 星羅はよく、碧に言った。 「紫色の気分なの」と。 碧はその意味を知ろうと考え続ける。 碧が見た東京と、星羅が見た東京。 その景色は…

　余命宣告を受けた人々が参加する死地巡りツアー、中でも人気なカラス坂。 　登り切ればどんな病も治ると言う、そんな迷信を信じない『私』は、坂を登りながら自分自身の願いを見つけた。…

主人公である小学生の南由利香は、自分だけに距離が近い担任教師を怖がっている。学年主任の先生にそれを相談すると、学年主任の先生は水面下で南由利香から担任を引き離そうとする。しかしあ…