「ねえ」を含む小説

俺はクリスマスイブのデートをすっぽかされた。 そして帰宅途中で事故に遭ってしまう。 俺、どうなるの？

失恋した憂さ晴らしに飲みに行くバーを探していた文芸雑誌編集者のショウは、たまたまSmokin' fairyというバーが目についたので、足を踏み入れる。 そのバーのバーテン、「妖…

幼き頃に両親と村の人々を目の前で「魔族」に全て殺された少女は 両親を殺した「ゴブリン」、そして「魔族」達をこの世から全て消し去ると 復讐の旅に出るのであった……。 人生の全てを…

大学のゼミの教授とぐずぐずの不倫が続いていたわたしはある日、パーティー会場の隅で美しいひとに声をかけられる。 「ねえ、俺とデートしない？」 初めて出会った女装男子との、不思議な…

　泉はたった一人の美術部。 　そして葵はたった一人の文学部。 　同い年の二人の高校生は旧校舎にある美術室で、それぞれ一人ぼっちの部活を続けていた。 　『お互いの作っているものに…

その寄宿舎は、1年に1人、天へ捧げる供物が選ばれる。 今年の『供物』が決まった。その知らせを受けたと同時に、18歳の少年リドリーは、供物の番人に選ばれた。リドリーは供物アリステ…

同じクラスの木村くんは卵焼きを食べられないのに卵焼きを持ってきては捨てていく。 ねえ木村くん、なにやってるの？ 気に入っていただけたらこちらもぜひどうぞ。https://ka…

絶対に気付かない誰かと、絶対に気付かせたい誰かの話です。

そこにいるのは長い間一人ぼっちで誰にも見えないはずであった精霊。そんな時に目の前に一人の冒険者──アンデル帝国最強──のアイルが現れる。 彼だけには精霊が見え『ティナ』と名付け交…

初恋はレモンの味なんて、誰が言い出したのでしょう？ 少なくとも私の初恋は、そんなにいいもんじゃない。 それどころか、今となっては、記憶から抹消してしまいたい黒歴史。 いえいえ、…

なんで…… どうして？ キャハハハハハ ねえ～ ……本当に消してやろうか？ 本当に…… キャハハハ…… それとも永遠に苦しみながら生きる～？ キャハハハハハ………

楽しくなかった沖縄での修学旅行の帰り、「僕」を乗せたフェリーは突然沈没する。海に投げ出されるも、どこからともなく流れてきた誰かのスーツケースに捕まることでなんとか生き延びる。しか…

俺は父さんの子どもじゃなかった。 昨日まで当たり前だった生活が一瞬でひっくり返る。 両親が秘密にしていた事実に悩む少年、総真はとある噂話を思い出した。 「深夜二時、異世界行きの電…

父の死の知らせを受け故郷に戻った僕は、海を見下ろす高台で一人の女性、紅野海月と邂逅した。僕は運命めいたものを感じ、次第に海月に惹かれていくが、彼女に課された宿命と、その正体を知る…

図書館で見つけた一冊の本。 地球の作り方が載っていて……

ひと夏のアバンチュール。普段は教室の隅で顔を伏せてるやつも、部活にふけってるやつらも本当は憧れているのではないだろうか。 これは、そんな願いをもった一人の高校生が送る、ひと夏の物…

地下鉄網がこれほどまでに張り巡らされたのは、「地下都市」の存在を隠すためであった。 いつもとおなじ時間。いつもとおなじ景色。いつもとおなじ電車・・・ そのはずが――――僕が今目に…

青瓢箪さま自主企画『ミシンと洋傘と手術台』三題噺　二万字以内のために書いた短編小説です。 同じタイトルで短歌もありますので、興味のある方はご一読ください。 イトシの家は繕い屋を…

悠伽（はるか）が姿を消してから、残された「俺たち」の時間は止まってしまった。あの日あの事件を境に、「俺たち」は音楽をやめ、いっしょにいることさえやめてしまった。 それから「俺たち…