「術者」を含む小説

遠き異世界、ミネルヴァ大陸の歴史に忽然と現れた偉大なる術者の一族。 その力は自然の摂理をも凌駕するほどに強力で、世界の安定と均衡を保つため、決して邪心を持つ人間に授けてはならない…

印章術……儀式と供物により生み出した魔法を、あらゆる魔法を記録する魔法具「万理印（パレット）」に印章として書き込むことで、術者自身の生命力を糧にして魔法を即座に行使することのでき…

「召喚門に異常が発生したというのは、もしかして魔王軍の手に落ちた可能性があるのではないでしょうか」と占い師が続けた。国王は深くうなずいた。その瞬間、オークたちが突撃してきた。家臣…

おお勇者よ死ぬとは何事だ。いや情けないのは国王だろう。魔王軍は宮廷を焼いている。近衛師団は既に刀折れ矢尽き壊滅状態。お抱え占い師が防御呪文で時間を稼ぐ始末。 「どうあがいたって撃…

「回復術師なのにそれしか出来ないの？」 「たった20回で疲れないでください」 日々、文句を言われていたミナル。 ある時、所属していたパーティからクビとなりその上、迷宮に落とされた…

　願いって何だろう？ 　願いが叶うことを　人は望む 　しかし、願ったことも時間が過ぎれば変わることもあれば、増えたり減ったりもする。 　願いはやがて複雑になり、たったひとりでは体…

勇者召喚により異世界へと転移した土田晶。他のクラスメイトが特殊なスキルを授かる中、彼だけは【土魔法】という平凡なスキルを得ていた。 ハズレを養うつもりはないと早々に追い出されて…

「孤独な迷宮に、冒険と言う名の光を」 剣と魔法が存在する世界。 冒険者たちから、特例でその存在を認められている者、『迷宮管理者』。 その若き管理者・キソラは、冒険者たちの要…

刀、魔法、悪霊、現代。 最凶の鬼「絶鬼」は莫大な魔力として再来した。術者が束になっても敵わない事態になるが、当時中学生であった柿原翔太によって討伐に成功する。功績を讃えられたこ…

完結済み。毎日19時更新 人間の国グニタヘイズ。工場アルバイトのユウ・グリズビーは設備点検中に機械の身体を持つ少女レギンと出会う。 人懐こい彼女を放っておけず家族として迎え入れる…

座間久遠(ざまくおん)は先祖代々、とある一族に掛けられた呪いを祓ってきた。 代償は術者の健康と寿命。 文字通り、生命を賭けて役目を全うしてきた座間家に与えられた報いは事業仕分けに…

幽体離脱で、”あの世”が、実在したことが、判明した。しかも、亡くなった有名人とも、会った。でも、むやみに、幽体離脱して、”あの世”に遊びに行くと、ろくなことが、ないと、知った。そ…

生まれつき幽霊が見える少年は物心ついた時からそのことを周囲に秘密にして過ごしてきた。 見えても見えないふりをして生活する日々。 ある日、近所の子供たちと郊外の”お化け屋敷”へ肝試…

正直者のきこりに金と銀の斧を与えという伝説が残る泉の女神――ノルン。 しかしある日、泉に妙な気配の剣が落ちてきた。 「なんでしょうか、これ」 それは、魔王が伝説の＜闇竜＞を丸…

　親父が死んだ。有名人でも、企業の重役でもない、タダの田舎の、お調子者のくそオヤジ。ただ、親父には、家族でさえも知らなかった、「自分の幸せを切り売りする能力」があったのだ―― …

激しい跡目争いのすえ政権の人事が固まった。国防大臣は軍人事を一新した。 前王の腹心たちを粛清し三軍を廃した。反体制派の影響力を除去したところで彼はこれまでにない武官組織をつくりあ…

草野健司は、相棒である八坂美紀と共に、かつて日本に災害をもたらした術者で脱獄した神坂保の行方を追う。 唯一の手掛かりの神坂の人生を変えたホステスに会うために、二人は繁華街へ向かっ…

　 　いつのころからか。 　物心がついた頃にはすでに物を自在に操る不思議な力を身につけていた幼い少女、音古鐘御依里（ねこがね　みより）。少女は、その力を恐れる祖父母に半ば育児放棄…

生ける土人形ゴーレムは、術者の命令には何でも従うという。 ☆☆☆ 舞台は共産党一党独裁の国チェスコスロヴィオ。魔術師の末裔ユリエは、人間らしい見た目のゴーレムを創り出し、ゾラと名…

　　「俺の名は≪夢幻の双魔≫クンゲツ・イリヤダストだ」　 　この世界には3つの能力がある。 〈神聖術〉〈神奏術〉〈魔法〉 　‘‘エーテル”が使える者にだけ使えるという。 　一般…