「推理/ミステリ」を含む小説

S町に住む西川拓海（にしかわ　たくみ）は、下校の途中いつも電話ボックスからどこかに電話をかけていた。 そんなある日、拓海はその電話ボックスで公立U高校の制服を着た山村澪（やまむ…

　唐津へと抜ける峠道がある。そして特にその峠道を散策したハイカー達が口を揃えて一番良いと言うのが夏から秋にかけて満開に咲く百日紅の巨木。そんな峠道の百日紅の巨木を抜け少し奥まった…

　妹が起こした殺人事件がきっかけで、感情が麻痺してしまった少年、碓氷新汰。普段は気さくな男子高校生を演じているが、過去のトラウマを解消するため、妹と同じようなサイコパスを常に求め…

暖炉に集まった3人は、ある共通の目的を持っていた。 「二十歳」「大人」「子どもごころ」をテーマに、短編ミステリーを制作しました。この物語を読むという経験が、貴方にとって価値のあ…

　ぼくの名前は鞍馬輪廻。 　ごく普通の中学生だ。 　唯一、他の人と違うことがあるとすれば――「人の心が読める」と、そう言われていることくらいだ。

大学生の雨音優は、部長の白崎明、一つ上の先輩である飯田美琴と共に『ミステリー調査同好会』に所属し、これまで不思議な事件を解決してきた。 ある日、ミステリー調査同好会の三人は『月辺…

名探偵の活躍と記述者、「私」にまつわる物語を連作短編形式でお届けします。アリバイ工作や交換殺人、人体“消失”に密室トリックに犯人特定ロジック、そして「このトリックを使っていると紹…

迷宮入り殺人事件の犯人、若槻明宏はある日、山中の屋敷に呼び出される。果たしてそこには六人の男女が。屋敷の主は「ここにいるのは全員迷宮入り事件の殺人犯だ」とし、全員にこう命じる。「…

　 　 それは、学校への通学途中に起きた悲劇だった。 この物語の主人公でもある安心院大器（アジム　タイキ）がいつもと何ら変わらないお馴染みの通学路を歩いていると、いきなり前か…

春日唐十郎は、友人の多田義史に相談があって呼びされてやってきた。 その相談が、まさか絡まる糸の一部になろうとは思わずに。

東京都新宿区「華舞伎町」 この街の交番で働く1人の警察官「太田 敦」は何とも不可解な事件に遭遇する。 なんともないように見えて不思議な事件。少年の麻薬所持事件なんていう大きくもな…

「教室に知らない生徒が座ってる」。私立高校に入学したわたしは友人の杏子から、授業中に起きる奇妙な現象について相談される。クラスメイトが授業中だけ何者かに入れ替わっているという相談…

無名クラブーーそれは第十三館川小学校に存在するとされる秘密サークルである。そこでくりひろげられるのは、身近な場所を舞台にした数々の暗号ゲーム。 かつて殺人事件を解決したことがある…

一人の小学生が逃亡癖のあるタケ君を持ち前の推理力を使って探しに行きます。

第十三館川小学校・体育館。 外部から南京錠で施錠された密室から、煙のように消え失せた少年がいた。 少年の友達である「ぼく」は、密室をつくったガキ大将と、やかましい双子と共に謎に挑…

“僕”藤木は中三の十一月に転校が決まった。残念だけど、文化祭当日にはもういない。それでもできる限り関わることにして、クラスの出し物であるおばけ屋敷のチェックの日を迎えた。暗闇と化…

ショートショートです。 2分で読めます。

郊外にある森の中のカフェ。俺はある目的でここを訪れていた。時折、このカフェにお花探偵なる人物が現れると言うのだ。もしその人物に会えたのなら、尋ねたいことがあった。実は俺にも、花に…