アイトウカ

御手洗孝

0話

 数えても、数えても、数えても。 

 繰り返される行為が私を狂わせる。

 

 一体、今は。

 何時で、何日で、何年だろう。

 

 あぁ、そうか。

 それは数えるだけ無駄だった。


 数えると、数えると、数えると。

 湧き上がる憎火が燃え盛る。


 一体、どうやって。

 苦しめ狂わせ報いてくれようか。


 あぁ、そうか。

 私はもう狂っているのか。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る