「少女×青年」を含む小説

ルイリは花街で生きる少女。妓楼の下女として、ねえさまがたの客の話し相手をつとめている。ある日、つめたく美しい男がルイリの前にあらわれて……。

あるいはもっとマイノリティ。 「あなたはだあれ？」 「べつにだれでも」 「わたしはだあれ？」 「べつにだれでも」 少女(幼女かも？)と青年の会話劇です。 注釈：作中のセリフはす…

葉桜ばかりの並木道を歩く青年と少女。青年が約束を守り続ける理由は。 【Twitter企画タグ：#三題茶会】 お題 ・七色の沈黙 ・花篝が揺らめく ・触れた手の温度 ※この作品はT…

粉雪が舞う真冬の公園に真っ白のワンピースを着た少女が舞う。異世界に来てしまったかのような不思議な感覚に襲われた青年は思わず見つめた。 視線に気づいた少女が柔らかく微笑む、彼女は自…

心と体に傷を負った〈ぼく〉が救いを求めて逃げこんだのは、白薔薇に埋もれた古い教会だった。天使のような美貌の神父様に慈しまれ、新しい名前を得た〈わたし〉として生きていこうとするが―…

愛情の方向性が厄介な彼らと彼女らの短いお話し ※以前、大学で無料配布していたサークル誌に掲載したものに加筆・修正を加えて公開しています

それまで気にも留めなかったものが、ふと目につくことがある。 特に何かがあったわけでもない。 まるで初めてそこにあるのに気付いたかのように、突然気になるのだ。

カロンは教会に属する「骨取り」である。 影のような男は、役目を終えた「天使」を迎えに行く。この世で長く生きれる天使はいない。しかし彼の目の前には、紛れもなく生きている天使の少女が…

大戦後に歪ながらも復興を遂げた未来。戦後間もなく建造された記憶装置「ブラックボックス」の発掘・解体が後世に渡り継続され、多大な恩恵を遺していた。元少年兵のジャックは研究所に単身入…

魔法使いの青年と車椅子の少女。二人の歪んだ愛の物語。大きな秘密を抱えた青年と純粋な少女が紡ぐ愛が導くのは希望か、はたまた絶望か。花は散るからこそ美しい。二人の奏でる命という名の旋…

もし未来の事が分かるなら…そんな空言が叶った少年少女・青年淑女の物語 彼らは一体何を知りたかったのか そして何を得たのか ちょっと不思議な日常系現代ファンタジーとなっております！

いつもと変わらず天国の門の前で立っていた、天使マーキュリー。外からの侵入者に注意していた彼は、天国から外へ逃げ出す少女を止めることができなかった。すぐに少女を追いかけ、成り行きで…

それは真夏の夜のこと。ママンのクローゼットの奥から引っ張りだされて、窓から放り捨てられたあたしは、おかしな男に拾われた。 若いピアノ弾きのアマデウスはあたしを連れて、フランス中を…

青年と青年と少女の三角関係。田舎で起きた意気地無しな恋と真摯な愛のお話です。

昔に書いたものをお蔵出し。 狼に育てられた少女と狩人の青年が出会い、絆を育み、そして迎える結末は。 少女と青年って組み合わせ好きなんですよね。

囚われの身となった敵国の若き将軍と、彼を監視する奴隷の少女。 雪女王の支配する国エディルフォーレで、言葉の通じぬふたりは鉄格子越しに互いの心をたどる。青年軍人と彼に育てられた少女…

戦争が終わって十七年。世界の半分が荒野に変わった日々も次第に薄れ、戦時下の最重要技術と謳われていた人造人間（ヒューマノイド）も近いうちに民間転用が解禁されるのでは、と噂されている…

　軍人として招集された瀬野通成（せの　みちなり）は帰還後、戦死した友人の遺品を遺族へ届けるため利用した山道で盗難に遭い、間一髪のところで少女に助けられる。その少女は、銀髪と赤い瞳…

僕、秋津俊介は駆けだしの童話作家だ。ふとしたきっかけからミドリという名の少女と出会い、彼女が引きよせる事件に巻き込まれてゆく。 小学四年生でありながら頭脳明晰、冷静なミドリはいつ…

都内のマンションで一人暮らしをする高宮智弘は、隣部屋の騒音に悩まされていた。 尋常ならざる物音と、けたたましい女の怒声。小さな少女の悲鳴。 隣の部屋で、あきらかに何事かが起こって…