「因習」を含む小説

東の国の領主の娘であるギュリは、死ぬのも生きるのも嫌なほどに、無気力な日々を過ごしていた。ギュリの住む土地は非道な大国に支配され、希望はまったくないからである。 やがてある春にギ…

2018年だったか19年だったかに書き上げ某賞二次落ち後、やり場もないのでなろうに掲載したら通報されノクターンへ誘導、ノクターンが明らかに当方の意図するジャンルではなかったため、…

美少女×因習村×オカルト 平凡な大学生が、美少女幽霊に囲まれたり野次を飛ばされたりしながら、愛憎怨念渦巻く因習村で楽しく教育実習する話。 単位カツカツ卒業ギリギリ大学生、古部…

今年の流行語大賞が「ふてほど」になったと聞いて、僕は心臓が凍る思いがしました。

吸血鬼やら人造人間やらキョンシーやらが跋扈する館の中でジブンを思い出そうとする話です。

藤の花の咲く頃、修行僧は生け贄の娘に出会う。 エブリスタより加筆修正の上転載しております。

男尊女卑が蔓延る旧時代的価値観に支配された地元。 せつなは母が倒れたと聞いて慌てて帰ってきたと思ったら、無理矢理会社を辞めさせられた挙句に母に替わって家事全般をしないといけなくな…

東京の高校に進学予定の嘉嶋凛汰は、別居中の父であり稀代の画家・嘉嶋礼司に師事するために、礼司が逗留している海辺の寒村・櫛湊村を訪れる。 しかし、神社の養女だという学生・海棠美月の…

　海なし県の山奥にある田舎村出身の女子大生カナカは、村長である中年男性と結婚することを自慢して回っている、ちょっと変わった女の子だった。 　ある時、彼女はハルアキというパリピが飲…

　万屋 覚（よろずや　さとり）——人は彼を怪異探偵と呼ぶ。なぜなら彼は怪奇現象を解決する名探偵だからだそうだ。 　僕、朝霧 醒司(あさぎり　せいじ)はひょんなことから彼と出会い…

引っ込み思案のJC碑守夕彩が失踪した兄を追って悪霊渦巻く曰く付きの廃村に単身乗り込み除霊しまくる和風ホラー(になるはず！の)作品をとくとご照覧あれ！！ タグにある通り某ホラゲ…

――彼は今日嫁入りをする。 白無垢を身にまとい、懐に守り刀を忍ばせ、人あらざる化生へその身を捧げるために 渓谷を挟んだ迷信が未だ息づく小さな里にて、昔から続くならわしが存在した…

　作者が何かしらの縁や気分で書いたものの置き場です。 　気が向いたら自分から何か書くかもしれません。 　基本、自発的に書かないので更新される方がレアです。 目次 　村の浄…

俺の指が三本しかないのが気になるって？ じゃあちょっと昔話でもしよか。酒の肴になるか分からんけど。 自主企画、【三題噺】「子ども」「木枯らし」「祭りの後」によせて。

天の川銀河のどこか。 宇宙人の女の子、ぴりかは、不思議な話やこわい話が大好き。 ある日、学校の授業が終わるとぴりかは友だちを集め、お父さんから聞いたというとっておきの怖い話を語り…

僕は喘息の治療のため、夏休み中は田舎の祖父母の家に泊まることになっていた。 山道で出会った、狐面をした虹色の髪の少年が警告する。 「帰れ、お前のような奴が来る所じゃない」 遠くで…

S県の山奥には開けた盆地がある。 その盆地の中央には小高い丘があり、そこには小さな祠がある。 誰となく人形を供える祠は羅漢の祠と呼ばれ、噂によるとその祠には続きがあるらしい。

エセ因習で詐欺ってるヤツが、ガチ因習に巻き込まれて死ぬまでの話です。全４話。 タイトル変えました→『エセ因習で詐欺ってるヤツが、ガチ因習に巻き込まれる話』

祠破壊の流行に乗って、ついにやってしまいました。 ※人の頭が棒やアックスで祠と同じ運命が辿るのを月曜を前に見たくないわ‼︎ ※２そういうう人は最後だけ見てちょうだい‼︎ 祠な…

サンノカ様の祠が壊された。 朝一番にそれを見付けた村人は、泡を食って村長である老爺の元へ駆け込んだ。壊したのはなんと老爺の甥である男だという。 下手人は自らが壊した祠の前で大人…