どこかにある小さな島。人間関係が煮詰まり閉ざされた社会。ここで生きて大人になって行く為には、秘密を通過しなければならない。きっとこれは、血と涙の人魚姫と王子様のお話です。どうぞ最後まで震えながらお楽しみに!
因習と一氏族による支配の残る島で起きる奇譚です。悪しき家父長制と女性蔑視の続く島。そのガチガチに固陋な暗い社会の中で淡い恋をする少年と少女。果たして、彼らの辿る結末とは。読む者は、きっとその結末に驚くことでしょう。奇妙な世界観で展開される驚愕の物語です。ぜひ一読して、その感覚をご体験ください。
古い因習にしばられた孤島には伝説があった。島で育った少年は祭りの日に大切な恋人が捧げられると知る。独特の雰囲気の中、どうなるのだろうかと読むのが止められませんでした……。
もちろん実話でない。それでも、いにしえの日本に根強くある話で、恐怖を感じる。それは、ホラーというジャンルで不可欠なものだと思う。真実は定かではないが、彼女の思いも泡となって 消えてしまう。そのことが、せめてもの救いなのかもしれない。おそらく、読む、読まないが別れるお話だとは思う。ただ、読んだあと、なかなかお話の世界から抜け出せないことは間違いない。古くより伝えられる儀式にご興味ある方は、是非一度ご一読をおすすめします!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(155文字)
この物語りは、極、田舎の海辺の島の話から、スタートします。因習と、古い慣習に、多分縛られているであろう謎の地域。しかしながらも、この物語りの題名は、『泡姫』という、例の風俗店の女性の読み方なのです。この不思議な「題名」は、何故、こう言う不可思議な物語りに、付けられたのか?それは、多分、読み進めて行くにつれて、徐々に、解明される筈なのです。多分、驚愕の、粗筋です。作者、渾身の一作を、必ず、目にして下さい!!!