「ねえ」を含む小説

「ねえ、フィー。もう一度旅に出てみない？　今度はもっと遠く――宙の向こうまで」 「いいよ。ボクがどこまで一緒に行けるかはわからないけど、楽しそうだし」 かつて《魔女》と呼ばれた少…

新入部員の勧誘になんなく成功した、とある高校の文芸部。文章を書くことになんて興味もない主人公は、いなくなった猫をさがして妹と夜の散歩に出かけたり、朝の散歩に出かけたり、部誌に参加…

第3回「G’sこえけん」音声化短編コンテスト【ボイスドラマ】に参加している作品です。 ヒロインが「ボク」っ娘です。苦手な方はお気をつけ下さい。 コンドウ リュウセイは放課後が…

【第3回「G’sこえけん」音声化短編コンテスト応募作品】 社会人になったいとこのおねえちゃん。 大学生になった僕を久しぶりに訪ねて来ました。 でも、なんだかおねえちゃんは……。

お題「きみとの”〇〇な”癒しのひととき」 ※本作は第3回「G’sこえけん」音声化短編コンテストのASMR部門参加作品です。 晴れて結婚した貴方とセイラ。 その夜は「初めて」の…

幼馴染の恋人である『ゆかり』と親友『やまと』を同時に事故で失った。 そんな僕に彼女の声が寝る前に、脳の中に響いてくる 「あきら。私、異世界転生したの！　スキル交信でいま、あなたと…

　わたしには双子のおねえちゃんがいます。 　とっても優しい、大好きなおねえちゃんです…… 　整骨院ミステリ〈ぎゃらん堂〉シリーズのスピンオフショートショート怪談、第三作──って…

誰かが誰かに聞かせる、そんな話。

俺は忘れ物を取りに戻ると幼い頃から親しかった幼馴染みが友達と話していた。なにをはなしているのかきになった俺は聞き耳を立てて会話を聞いた。 ｢ねえ可憐って好きな人いるよね｣ お…

耳が聞こえない穂乃香(ほのか)は学校でいじめられていた。 ある日迷子になっていた珍しい薄紫色の狐の女の子、美琴(みこと)と出逢う。 仲良くなるうちに、2人は成長していくが、ある日…

政府黙認の犯罪者集団「折り紙」に、ある青年がいた。時之宮鳴海という15歳の犯罪者だ。 彼の仲間はある日総理大臣によって殺される。 鳴海も命を狙われることになるが、彼にはある「…

　宿命という大きな渦の中で運命に翻弄されているひとりの少年を巡る愛と憎しみの物語。 　禁断のボーイズラブ作品です。 　皇帝の星の継承によって継がれる皇位。 　それは運命的…

「ねえ、戒様。桜、綺麗でしょう？」 灰色の瞳の少女は虚ろに桜を見上げた――。 初巡察の夜。師匠にして上司の望と共に順調に邪を鎮めていた一真だったが、突如、謎の霊域へ迷い込み、霊…

ねえ、先輩。先輩は『女の子しか好きになれないから』って僕のことを振りましたよね。そんなこと言われたって、男である僕にはどうしようもないのに。それでずっと、どうしたら先輩と付き合え…

　整骨院ミステリ〈ぎゃらん堂〉シリーズのショートショートなスピンオフ。 　最新作『地縛霊の発痛点』直後のお話です。 　元は『切ない』というお題でpixivに投稿したモノですが、切…

夏休み、ずっと気になっているけど声をかけられなかったあの子からメッセージが届いた。 それが、後々僕の人生観を一変させるほどの事件に繋がるとはこの時思いもよらなかった……。 ねえ、…

遠くへ行きたい―― 《渡って来た人》の村で、ユズはいつも「どこか」へ行きたかった あの《迷いの森》の向こう、或いはドラゴンが飛んで行くほう そこには何があるんだろう？ そんなある…

ーーなお、その男は元ブラック企業の社員の為、常にハイライトが無い目をしており、心の闇は海よりも深い。 でも、笑った顔は母性本能を擽られるぐらい可愛いらしい。 ハーメルン様…

容姿端麗、文武両道、紳士的な笑顔と態度が基本の彼の、その剣速は神速と言われ、向かうところ敵なし。 そんな「最強、最凶、最恐」の称号を持つアレクシス・コールドウェル隊長に憧れて…

　真面目な生徒会長をしているお嬢様学校の高校三年生の少女、日向明里は、恋にあまり興味のない毎日を過ごしていたのに、ある日、偶然の出会いから、生まれて初めて恋をした。（そのせいで、…