俺の好きな幼馴染みは別な人が好きなようです
作家目指すもの
第1話好きな人1
俺は菊池望高校二年生だ。趣味はラノベを読むこと、こんな地味で意外かもしれないが野球をすることだ。あとは人間観察だ。人間を観察をすると、人間の欲が見えてきて面白いんだよ。より分析できるように心理学を学ぼうと思っている。
ちなみに俺が今いる場所は廊下だ。聞き耳を立てて教室での話を聞いている。なんでそんなことしてるかって?それは俺の幼馴染みが女子二人て会話をしているからだ。女子だけの話って興味あるだろう?
教室で仲のいい二人が話しているんだ本性が垣間見えるし、何よりも女子二人の話を盗み聞くって、いけないことをしてるようで興奮するだろう。しかも幼馴染みの可憐ならなおさらな。
可憐の容姿は長い黒髪のロングストレートで、タレ目で、鼻はスッとして、唇は柔らかそうにに見える。いわゆる美少女ってやつだ。
時々儚い表情をして二次元のヒロインのような少女だ。学年で誰隔てもなく優しくするからよくモテる。学年の枠を超えて学校のアイドルのような存在といわれている。
もう一人の少女は髪型は黒髪のボブで、目はパッチりと大きく口は小さいアイドルにいてもおかしくない美少女の今泉だ。
まぁそんなわけで俺は廊下で彼女達の会話を聞いているんだが、あの子って誰々が好きらしいよとか、正直どうでもいい話をしているだが、学年でも人気の二人きりの話を聞けるから最後まで残ろう。
「ねぇ可憐って好きな人いるよね」
まるで確実にいるかのような聞きかただ。なかなか興味のあることを聞いたな。俺の心臓はキドキしながら耳を澄ます。
すると可憐は井子なり回りをキョロキョロしてドア付近も見始めたので俺は屈み見えなくした。可憐はふぅーと息を吐いて、今泉を真剣な目で見た。
「何で好きな人がいるって分かったの?」
あ、それ俺も気になっていたわ。可憐が誰かを好きだという噂も聞かないし、特定の誰かを紹介してといえこともいわれてない。まぁ俺は紹介できるような人脈なんてないんだけどね。てへぺろ。うん俺がやってもキモいだけだな。むしろイラってくる。自分でやってイラってくるなら他人に見せたら表情に見えるほどイラつかせるかもな。舌打ちをするほどに。まぁ関係のないことは置いといて会話の続きを聞こう。
「だって可憐週一で告白されてるのに毎回ごめんなさいって言って振ってるから」
え、可憐ってそんなに高い頻度で告白されてるのかよ。だからよく体育館裏で待っているのか。ていうか告白する方も毎回体育館裏に指定するってもう少しムードある場所で告白しろよ。
それにしてもそんなに告白して誰とも付き合わなかったら告白する気なくさないか。それなのに告白するってことはそれだけ可憐のことが好きなのか。相当の面食いて下心満載のおサルなのか。まぁたぶん後者が多いんだろな。可憐は特定の数人やつとしかよくしゃべらないし。勘違いをさせないためだろう。それでもタブ勘違いしてるやつはかなり多いぽいが。
「うん、いるよNくんが好きなんだー」
え、Nくんだと!俺の頭文字はN。もしかして俺のことが好きなのか、何でか分からないが、すごい興奮する。今すぐにでもよっしゃーと叫びたい。この状態だとばれそうだし家に帰ろう。俺は足音を立てないで下駄箱に向かった。
ふぅーなんとかばれないで学校を出れたな。あれ俺なんのために教室戻ったんだっけ?
あ、そうだ教室に定期を忘れたんだわ。今から取りに行って可憐に見つかるとにやにやしちゃいそうだし、仕方ない今日は切符で帰ろう。
俺は数分歩いて駅に着いたあと、切符を買って駅構内に入った。俺は空いてるイスに座ってボーとしながら盗み聞きしてた内容を思い出していた。まさか、可憐が俺のことを好きだったなんて思いもしなかったな。まぁよく考えれば幼馴染みってだけで家によく遊びに来てたし、学校ではしゃべらないが外にしっている人がいないとよくしゃべるからあり得なくはない。
どんな告白をされるのかな。ずっと前から好きでした。付き合ってくださいと綺麗な瞳で真剣な表情でいわれるのだろうか。やばい可憐の綺麗な瞳に吸い込まれるわ。俺はオーケと言ってそのまま手をつないでデートして、やばい顔がにやけちゃう。
「ねーあの人急にやにやし始めたよキモくない」
「あの人女の子のイラストの表紙の本を見ながらにやにやしてる人じゃん。読んでる本もカットエッチな本だよ」
聞こえてるぞ名前もしらないjkよ。キモいのはそうかもしれないが、本は別にエッチじゃないからな。ちゃんとした小説だからね。偏見で言うのはやめようね。にやにやしてたのもヒロインの行動と主人公に対する思いが伝わってきてにやにやしてただけだから。
ん?そういえば額田も頭文字がNだな。しかもよく最近しゃべっているし。まさかNくんって、、、、
いやないだろう。俺の方が付き合い長いし。俺のいいところも悪いところも可憐は知っていっても俺と一緒に長くいたんだからたかが一年くらいの繋がりのある額田よりも俺のことが好きな可能性は高いだろう。
額田なんじゃないかと思ったときは心臓がきゅっと締め付けられる思いだったが、千合と思てたら安心感が体を包み込んだ。イケメンは嫌いだが、額田とはそれなりに話すから数少ない知り合いに嫉妬した目で見たくないからよかったわ。
そんなことを考えてると電車が来たみたいだ。電車に悠々とした気分で乗った。
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