第2話好きな人2

俺は嬉久とした気分で電車を降りて切符を駅員にだして駅内を出た。家に向かう途中で甘いものをけちにいれたくなった。こいう気分の時は千葉のソウルドリンクマッカンを飲もう。まぁそんなの関係なしにいつも飲んでいるけど。


俺は方向転換して新松戸駅のとなりにある自販機に向かった。自販機に着くと財布を取り出して100円玉と10円玉を三枚いれて、ボタンを押し、ゴロっという音と共にでたマッカンを取った。


黄色のボディーに黒の波線が入っていて、MAXCOFFEEとでかでかと入った見かけだ。俺はこの模様を気に入っていて美しさえ感じる。

俺はプシュっと気持ちいい音を立て開けて、ごくごくと飲む。やっぱ学校終わりと勉強終わりのマッカンは最高だ。この喉に絡むような甘さがたまらない。昔はもっと甘かったとネットに書いてあるが、もし古いマッカンがあったら飲んでみたいものだ。これより甘いって暴力的な甘さだろうし。


全国展開しないかなぁー。でもしたらご当地感がなくなってマッカンは千葉だというイメージがなくなるからいいや。どこ行っても飲めるていうのは魅力的だが。やっぱマッカンといえば千葉だしな。


とりあえずマッカンについて熱く語ってしまったが、とりあえず帰るか。帰って可憐の昔の写真を見て癒されよう。あの可憐が俺のことを先だなんてとにやにやしながら。俺は可憐とのデートのことを考えてるんるんした気持ちで帰った。


可憐と結婚式のとこまで妄想をして家に着いた。俺にもとうとう彼女ができるかもしれない。


俺は鍵で開けて家の中にただいまーと言って家に入った。妹の学校に履いてる靴がある。今日は先に帰ってるようだ。いつもは友達駄弁ってから帰ってくるから珍しい。


すると奥の部屋から勢いよく駆けてきたいぬが俺を見るなり日本足でたって尻尾を振りながら前足を俺の膝に置いた。可愛いなセゾン。人間には滅多になつかれないが動物にはなつかれる。女の子にもなついてほしいんたが、彼女ができると思うと別にいいやと思った。


俺はセゾンを抱き上げて、靴を脱いで綺麗に揃えて奥の部屋向かった。扉を空けるとそこにはアイスを食べてテレビを見ている妹がいた。


ドアの音で俺が帰ってか来たことに気づいたのか妹がこっちを向いた。


妹の容姿は艶のありそうなロンクストレートの髪に目が大きく顔が細長くて、目鼻立ちが整っており、笑う口が斜めになるのがチャームポイントだ。

いわゆるモデル顔で、アイドル顔負けの可愛さだ。


「おひゃえりおひぃしゃん」


「食べてからにしろよしゃべるの」


俺は呆れた顔をしながら言った。外では仕草やしゃべり方が上品て学校では希様といわれている。特に男から。ちょっとは外でやっているお淑やかさを家でだしてほしい。俺はぁーとため息を吐くと希のとなりに座った。


希はスバやけアイスを食べ終わり、俺の顔をジーと見た。さすが妹でも美女だから見つめられると照れるんだが。俺は少し顔を赤くしながら希の顔を見つめた。それにしても睫長いな、妹じゃなければ俺は近いって叫びたくなるほど近い距離で見てくる。


「お兄ちゃん今日いいことあったでしょ例えば自分のことを好きな人を聞いたとか」


怖!なんで分かるんだよ。まるで見てきたかののようにま確信してるようないいかただ。なに俺に盗聴機でも着けてるのか?俺は視線を制服に右手していろんな所をさわったが特になにも着いていなかった。俺はとりあえず弄られるので嘘をつく。


「な、なんにもなかったじょ」


思いっきり動揺して噛んでいるじゃねーか。これはもう合ってると言っているようなものだ。


すると希は少し暗い顔をして下を向いたあとパット明るくなりにやにやした。


「合っているんだねー。ほら誰に好かれたか言ってみな。今なら愛しの妹がデートプランを考えてあげるよ」


「黙秘させてもらう。相手のプライバシーの問題があるからな」


かれんからしたら妹とはいえ自分の好きな人を知られたくはないだろう。まぁ俺が弄ばれるのが嫌だと言うのもあるが。


「ふーんまぁなにか進展かあったら教えてね」


希は相手が言わないと思ったら深くは聞いてこないタイプだ。心配されるような表情をしない限り。というか俺のいもえと観察眼鋭すぎ。前希の買ってきたプリンを食べてしまった時にプリン食べた?と聞かれ平然とした顔で食べてないと言ったら今眉が動いたから嘘言っているんだねと怒られたこともある。つまり希に嘘は通じないのである。


「あ、そういえば今日の夕食はなんだ?」 


「モヤシ炒めとハンバーグだよ」


希は外面はお嬢様なのに庶民的な料理が好きなんだよな。これを知っているのは可憐と俺と家族だけだ。




「モヤシ冷蔵庫に入ってなかったから買ってきて後ついでになにかお菓子も買ってきてね」


希はチョコが好きだからチョコを買っていくか。俺は分かったと言ってリュックから財布だけを取り出して、バックを持って部屋をでてドアを開けて澄んだ空気をスゥーと吸った。まぁ田舎じゃないからそこまで澄んでいないが。そして自転車に乗りスーパーに向かった。


スーパに着くとまずかごを持って迷うことなくお菓子コーナーでチョコを買った。ちなみに買ったのはアルフォートだ。希はこれが好きだからな。俺は自分の分のお菓子は何にするか迷っていると肩をたたかれた。








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