【ASMR】結婚してはじめての『夜』

大外内あタり

Night 01 はじめての夜~ただいま~

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ガチャと扉の開く音


「はあー、我が家ー、大変だったねー」


結婚式をして疲れ切っている

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靴を脱ぐ音と歩く音


「セイラさんはソファにダイブしたいー。でもお風呂も入りたいー」


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足音とピッとお風呂のスイッチが入る音


「ありがとー」

「お風呂も入る準備オーケー」


と荷物をソファに預けて夕飯の用意をし始める。

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何か置く音をあってもいい

台所からカチャカチャ音


「お祝儀袋の整理、まかせてもいいー? コーヒーと緑茶どっちがいい? パックでいいなら牛乳も紅茶もありマス、ふふ」

 ・いたずらっぽく


「なーんてね、いつものね。今、用意するから」


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台所からカチャカチャ音


「はい、どうぞ」

 ・ソファの後ろ右くらいから耳元で


「どう? ひゃー結婚資金ぎりぎりのお金! 結婚式って大変だ~」

 ・台所に戻るので遠くなっていく声


「夕飯、どうしよっか。軽く食べる?」

(少しの間)

「おけおけー、じゃあ、それつくるから、ちょっと待ってて」


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エプロンを着るので布の音

野菜炒めを想像しているので包丁の音

主人公が近づいてくるので、歩く音


「ん? なあに? ちゃんと作ってますよー。え? 計算したらお祝儀のお金プラスだったの? やった! ……て」


「それを言いに来たの? ふふ、ソファで待ってていいのに」


「あっ、ねえ、お願いがあるんだけ……ど」

 ・もごもごしたような台詞


「あれ、やりたい。そのね、こう後ろから、抱きしめてー、なんて」

 ・だんだん声が小さくなっていく


「その! ほら! 漫画とかでさ、うしろから、ぎゅーて。それで『料理してるから危ないよー』とか言うの。今ならオッケーです、よ」

 ・誤魔化しつつ、「です、よ」は恥ずかしそうに


「ひゃっ」

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主人公が抱きしめるのでカチャンと音がする


「そう、えっと、こんな気分なんだ。そうそう「あぶないんだぞー」て、えへへ」

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食器のカチャカチャ音、小さめに


「んん、そんなに抱きしめなくてもいいよお、肩に顔のせないでって、ははは、くすぐったい……もう、そんなに抱きしめられたら」


「……こまっちゃう」

 ・ささやくようなボイスで。左右どちらでも大丈夫です


「えっ、なんっなんでもないよ! ほーら、もうすぐできたぞーと。抱きしめモード、おわり!」


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お皿の音と置く音


「はい、いただきます」


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食器の音


「んーなんか罪の味がするー。そっかあと少しで日付変わっちゃうんだ」


「そ、そうだ、お風呂に入ってきなよ。私、片付けしちゃうから。え? 一緒にはいる? えええっと!」

 ・「一緒にはいる?」からとても慌てる感じに


「たしかに、付き合ってた時も一緒に入りましたよ? よ、でも、えっと」

 ・おどおどして目線を泳がせるように


「どうしても?」

 ・顔を寄せて小さく聞く感じで


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(「お風呂が沸きました」か「ピーッ」とお風呂が沸いた音)


(びっくりして)

「ひゃっ」


「わ、わかった……先、行ってて。片付けたら、その行くから」

 ・こそこそとした感じで

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