「『なにか』」を含む小説

僕の妻は、面白くて可愛い。 そんな妻と過ごす日々は非常に楽しく。なにか残しておかないとと思いここに至ります。 もし読む事があれば妻のセリフを脳内再生する時は、金色のガッシュベルの…

「ここは夢の骨格標本を集めた博物館だ」 おじさんの手の上に乗った小さなガラスケースには、彼のかつての夢が乗せられていた。 在宅ワーカーのぼくは、彼女である芽衣子の帰りを待ってい…

見ちゃったコワイユメを 思い出せる限り書きなぐる備忘録です いつか自分でなにかするかもしれないししないかもしれない 創作の足しにでもなれば

ある所に中年の富豪がおりました。 非道を絵に描いたようなこの男は、召使いである奴隷の少女がなにか小さな失敗をする度にとても酷い罰を与えます。 今日も主人は、かわいそうな奴隷の少女…

「今からキミを、この部屋に軟禁する！」 五十嵐紫鶴の守護霊であるユカリは、ある日突然、そう宣言した。窓も玄関も不思議な力によって開けられなくなっており、スマホも使えない。こうして…

しいたこえってなんなんですか？

生命の誕生や胎児をテーマにOccult Ludic Companyのメンバーたちがそれぞれ事件に巻き込まれていく話です。 時系列としては『Occult Ludic Company…

ある日、異世界転移したナオヤ。 転移した人間がまず最初に訪れる「組合」で、ナオヤは意地悪く質問を受ける。 ――お前、俺の頭のうえになにか見えるか？ せっかく異世界転移したのに、…

平凡な毎日に退屈さを感じる男子高校生『斎藤大地』はある放課後にひとりぼっちの写真部員『立石日向』と出会う。 そこには思わず目を惹かれる青空の写真が飾られていた。 トクベツななにか…

「それは死ではありません」 　年号は大正。大戦が終わってしばらく、小説家の『私』は本屋で己の本を立ち読みしていた青年に出会った。美しいその青年に、『私』はなぜだか彼は死んでしま…

百合っぽい何かだと思いますが、悪女さんはマジものの悪女さんの予定ですので、なにか色々と裏切られたくないという人は、お読みにならない事をおすすめいたします……。 小説家になろう、…

とある台風の夜、地味な会社員の「僕」が社交ダンスの「オネェさん」と出会う話。 なにかじんわりと感じて頂けたら幸いです。

時折くる眠れない夜をどう過ごそうか悪戦苦闘している中、私はふと日々の日記をつけることにした。 自堕落に過ごす日々をちょっとした習慣により生活態度を見直そうという浅い魂胆でもあった…

　小学五年生の黒沢優俊は大の現実主義者で、ファンタジーの類いを毛嫌いしている。人間嫌いな優俊は、将来、好きな数学の研究をしたいため、小学生ながら日々大学受験の勉強に励んでいる。 …

　私立紅蘭（こうらん）高校二年生の如月結華（きさらぎゆいか）。その結華の親友二人に、最近恋人が出来たらしい。恋人が出来たのは喜ばしいと思う。だが自分は、恋人──彼氏どころか、小中…

　新井美里は高校生のとき、父親から在日韓国人であることを告げられた。母親は日本人なのでハーフということになる。迷わず日本国籍を選択した美里だったが、それからは自らの素性を隠す日々…

小野江 コウ：俺。大学生。新しいバイトがやや不調。 如月 ミハナ：叔母の生徒、らしい。未亡人だという。 叔母：俺が大学に通うのに部屋を貸してくれている。なにかの教室をやっているら…

【最新話〈星と舟と〉永遠の薄明の世界。わたしは星を目指し、小舟で進んでいく――】 掌篇・短編集。 自分だけの箱庭を創るように、美しいもの、儚いもの、おぞましいもの、悲しみ、痛み…

キャッチコピー 「半分実話で、半分作り話」 この世界で生きていると、どうしてもその人を見て。 なにか言いたい、ツッコミたい、やってみたいと思うことがあります。 しかしできません…

兄のハルト十歳と弟のトウマ八歳はママのところに泊まりに行くことになった。大人の事情でパパとママは一年前から別居している。ママに会うのは一年ぶりだ。しかし現れたママはなにか違和感が…