「生きてます」を含む小説

1日だけ猶予を与えられたら、人々はどうその1日を過ごすのか。生前の記憶と死後で何かが変わるのか。必ずしもいい方へ進むとは限らないけれど、人々は生きていたかのように歩み、そしてその…

その手紙によると、俺は智津留と由香里を殺したらしい。 彼女たちはこの掌の上で、ちゃんと生きているのに。 タチの悪いいたずらだけど、でも、２人を繋ぐ人なんていないはずなのに。 だか…

それは、ほんの少しだけボタンのかけちがえた世界線だった とある研究者によって男が極端に減ってしまった世界。 男性に限り１５まで生きるのが難しくなってしまったことによって、世界…

ただ何となく流されて今まで生きてきた「野々宮 日向（ののみや ひなた）」は流されるまま、しがないOLをやっていた。 流されやすい彼女はいつも優しく接してくれる、妻子ある上司の事…

一年前、”私”の母は死んだ。長い闘病生活の末、病院で息を引き取った。母が死んでからの一年間、親孝行できずに亡くなった母に対する後悔が消えなかった。もしも母が生きていたころに戻れる…

これといって取り得の無い白石陽生は、取り得が無いなりにも平均以上の事は出来たが故に、流されるままに生きてきた。 幼少期から付き合いのある幼馴染と、大学時代に知り合ったアルバイト先…

朝、就業時間のチャイムがなり、仕事が始まる。 昼休みはコンビニで買ったサンドイッチを片手に、顧客対応の連絡をする。 夜、終業時間のチャイムが鳴り、家に帰る準備をして退社する。 コ…

地球で人間として生きていた記憶を持っている魔王は勇者と対峙する。……いや、運命と対峙する。 ／この作品はノベルアッププラス、小説家になろうにも掲載しています

ここは歓楽街の片隅。金魚のオブジェを前にして、“私”と“弘子”さんは出会った。 マイノリティを生きてきた私たちは、少しずつ少しずつ、お互いの過去を語り合う。“私”が話す父の思い出…

　全身に青紫が散る白い身体、細い首には自分の手形がくっきりと。 『じゃ、ばいばーい』 　今まで生きてきた中で一番耳障りな音が途切れて、世界から音が消えた。

　ルドルク王国の聖女の少女、クレア・リンクスは、聖女として十分な力を持っていながらも規格外な力を持っていた先代の聖女達と比較され、無能認定された挙句国外追放されてしまう。 　それ…

『空色のウサギを見た者は、必ず幸せになれる』 それは、私と妹の菜々の二人だけしか知らない秘密だった。

二十一世紀末の日本。主人公・雨宮霧香（あまみや・きりか）は、二十歳になったばかりの刑事である。十五年前の『事件』で父親を亡くし、瀕死だったところを現在の相棒・山路幸雄（やまじ・ゆ…

【あらすじ】 国は乱れ、賊が横行し、飢饉が起き、疫病が流行り―― 窮境の中、貧しいながらも自分を育んでくれた父と母が死んでしまった男、重八。 重八はその父の希望だったという寺に入…

　海の奥深く先、海底王国に住むお姫様は、地上に憧れた。 　足を地につけ、風を身に受けて、そして眩しい太陽に照らされ、地上を生きる人間と共に生きたいと。 　しかし海底王国の外の…

私の人生どこで間違えたのか。 過去を振り返れば後悔ばかりの毎日。 その度に死にたくなり、自分を呪いたくなる。 この作品はなろうにも掲載しています。

私の好きな人は、いつだって純粋に生きているだけのとても優しい人だ。なのにどうしてこんなにもまわりの人間を悩ませてしまうのだろう。

自分のことばっかりじゃないって信じていたけれど、苦い気持ちを抱くたびに自分勝手な自分に気づくことになる。 結局自分が嫌いだとしても僕は自分勝手に生きてしまうのだ。

“理術”と呼ばれる精霊と通わせ、自然を操り、あるいは思いを形に創造する魔法に似た術が存在する。そしてその理術を善良の心で極めた者は天使へと転生し、未練や悪意を持ったまま死んだ魂は…

自分の経験を話した人全員に本書いたほうがいいよって言われ、書いても面白いかなーなんて思いつつも書いてみたい気持ちがずっとどこかにあって。おそらくこれからも自分の人生はネタとしてた…