「恋人を」を含む小説

断るつもりだったお見合いの場に現れたのは、10年前に離れ離れになった親友だった。 「私に、しとかない？」 昔は男子にしか見えなかったのに、すっかり美少女に変貌した彼女……『ゆ…

ふわふわのピンクの髪にクリッと丸くて大きい赤い瞳の男爵令嬢イエル・ドルチェは、その男好きする容姿と低い家格のせいで、貴族令息が後腐れなく遊ぶのに丁度良いからと隣国への留学生に選ば…

100年のコールドスリープから目覚めた僕。僕の恋人だというアンはこれまでのことを聞かせるが――？

最愛の幼馴染を失い失意の底にある最中、僕の生きていた星は滅びを迎えた。 だけどその直前、誰かが遺した船に僕は救い出される その船の人工知能が言うには、僕は何かの被験体に選ばれ…

フィズは、お布団が恋人だと自称するほど、ダラダラするのが好きな女の子。だが、兄が来た日は例外だ。容赦なく魔法の特訓をさせられるからである。 誕生日の朝（昼過ぎ）、いつものように二…

きみと過ごした冬の記憶――ヒヨドリの鳴き声、凍て星、雪をかぶったジニアの花。溶けてくれない思い出・・・ ୨୧ ┈ ┈ ┈ ┈ ┈ ┈ ┈┈ ┈ ┈ ┈ ┈ ୨୧ 【❅stor…

恋人たちの別れ話を書いていく物語です。ハッピーエンドでもバッドエンドでもないようなお話がほとんどです。1話ごとに完結するので気軽に読んでください。

恋人というものを体験してみたい星崎さんからの提案で恋人ごっこをすることになる。主人公は星崎さんと触れ合っていく中で、徐々に彼女に惹かれていく。 彼女を知っていくにつれて色々と考え…

ある時間を共にして、あることがきっかけですれ違ってしまった恋人の話

「昨日もね、夢に見たの。彼がふらっと帰ってきて、ただいまって、優しくハグしてくれる夢よ」 「ンな真似してきたら刺せ！　夢でも現実でも！」 ------ 秋の夜長に晩酌をする二人。…

神様の手違いで死んでしまったバツイチ子無し恋人無し。自称ナイスミドル(中年男) 甲田 繕。これまた神様とやらに勝手に異世界に、勝手に少年として転生させられてしまったナイスミドル甲…

恋人のカイトと幸せな日々を過ごすリョウ。しかし彼女には、過去に出会った親友・サクラとの忘れられない思い出があって──────。

一九九〇年代に勃発した紛争に関する研究をしている恋人に甘えたくて、彼の苦手な数学の問題を出してしまう。答えられなければ、罰ゲームと称して、ぎゅっと抱きしめてもらえるからだ。 一度…

　一般入試に合格した晴翔は、大学入学に向けて引っ越しの準備を行っていた。業者が来る三日前、彼の恋人、優花が来る。一つ年下の彼女は彼の為に、引っ越しの準備を手伝うのだが・・・。 　…

誰よりもお人好しで、損をしがちな彼のことを、私はとても愛していた。 自分の事など顧みず、誰かに手を差し伸べることの出来る優しさを、何よりも尊いと思っていた。 その行動の裏に隠され…

世界各地にあるダンジョンにいる魔王を倒す為に、遥か昔から繰り広げられてきた勇者と魔王の戦い。 魔王がダンジョンから出てこないように歴代の勇者は魔王へと戦いを挑んでいた。 長い歴史…

正しく倫理的であることが、国防云々のレベルで重要視されるようになった近未来。 いわゆる「倫理戦」と呼ばれるようになったその戦争を日夜行っている倫理軍が外部に有する協力者の一人とし…

　白バクは良夢を呼び寄せ、黒バクは悪夢を喰べてくれる―― 　言い伝えに聞く夢喰いバクは実在していて、今日も夢を求めて勝手にお宅にお邪魔する。 　文句を言いつつも悪夢を喰う黒バ…

――僕にとってあなたは、たったひとつのゆるぎない星だった。 公私ともに忙しい恋人とのすれ違いに悩む『僕』は、ふとしたきっかけで北海道に旅立つ。突発的な旅の道中で、彼が見付けるもの…

　私と彼は、いまかなりの冷戦状態にあった。恋人関係ではあるのだが、もう恋人と呼べる関係ではない。それは私がラズベリー症候群に罹った時から。顔に真っ赤な実のようなぶつぶつが大量にで…