「あほな話」を含む小説

　裕福な侯爵家の令嬢として生まれ、その美貌を称賛されてきたエステルはあるとき、顔に醜い火傷を負ってしまう。以来、彼女は「傷痕姫」と人々に罵られながら生きてきた。 　やがてエステル…

「お前のような不細工な婚約者がいるなんて恥ずかしいんだよ。今頃婚約破棄の書状がお前の家に届いているだろうさ」 年頃の男女が集められた王家主催のお茶会でそう言ったのは、幼い頃からの…

　私はレオ。冒険者になったばかりの新米冒険者だ。濡れ衣を着せられ、置き去りにされたダンジョンでお人好しの悪霊騎士と出会った。絶望で心を無くした私と、転生して体を無くした悪霊騎士の…

『書籍化決まりました！』 粗暴な性格の者が多い冒険者の中で、優しい性格のシリウスは『お人好し冒険者』と呼ばれていた。 ある日、森の調査をしていると魔物に襲われている五歳ほどの少女…

「君だけをずっと想っているよ」 　幼いあの日、あなたはたしかにそう言ってくれた。 　そして、優しく愛を紡いでくれたその唇から今、私を拒絶する冷ややかな言葉が浴びせられる。 「…

自分が今まで収集してきた怪談話になります。

　世界に一人しかいない聖王国の聖女エステル。 　エステルは、民のため婚約者のため、日々ブラック労働を強いられていた。それはもう、へとへとになるほどに……。しかしある日、ブラック労…

大食いに挑もうとするも、女子高生には無理だと門前払い。成人男性を装うしかない。「君にスーツを貸したら、おじさんは何を着ればいいんだ？」「簡単ですよ、私の制服を着ればいいんです！」…

某日見た夢の内容を元に脚色、一部改変したものです。学生時代に交通事故に遭った幼馴染のともみちゃんが教会の地下にいると聞いてそこに駆けつける。 初出はモノガタリーで「『久しぶり』か…

台風、大変そうですね。 こちら鳥取、影響なし。 むしろ、恩恵大である。 そんな利己的な農家のエッセイ。 《全５話　６０００字》

リズは「近づいてはいけない」と聞かせられ続けていた月光の森に導かれてしまう。 ※全13話　毎日20:04更新

「お、前、いつから…？」 「最初からだよ。初めて見た時から俺はお前のことが好きだった」 　僕、アルデバラン・スタクにはどうしても敵わない男がいた。 　家柄も、センスも、才能も、…

面白いお話しが書けない…苦悩した作者が生み出した存在「花」 花は妄想か、現実か、幻覚か、ドッペルゲンガーか… 虚実入り混ぜてのエピソードトーク。 一話ごと完結。

俺、嫌いなんだよね。 鶴の恩返しだとか、狐の嫁入りだとか、人魚姫だとか。 人と人ならざるモノが愛し合ってるのにも関わらず結ばれないで終わる話。 嫌いなんだよ。 化け物に…

兄・・・高校2年生。妹のことが大好き。 妹・・・中学1年生。お兄ぃのことが大嫌い。だって普通にキモいし、……っ？♡　キモいし……マリオカートで遊んでくれないんだもん？♡　あれ？…

目を覚ましたらそこは異世界でした。 この世界で生まれてからの記憶もある。 白い結婚であるはずの三番目の夫が私に手を出そうとしたから抵抗して、花瓶に頭をぶつけたところまでは覚え…

『色んな子を育成するのだ！』というプレイヤーの方が簡単に強くなれてしまうNPC育成ゲームにて、主人公の女の子が真っ当に(？)キャラの育成を楽しむ話です。 　思い付きで話を展開し…

自主企画、「エイルの挑戦状６　プロット！？違う、違う、そうじゃない」参加作品。 ちょっと忙しい時に書いたので、書きやすいようにすらすらと書いていったら、なぜか９０００字オーバー…

　自転車で転んで入院している私の元に、お見舞いに来てくれた彼氏。けど彼はいつも、私以外の女の話をする最低の浮気男なんだ―― ※一話完結のショートショートです。

「相葉純さん、貴方の寿命を譲ってもらえませんか？」　高校生活最後のクリスマス、生きづらい日々を送っていた〈相葉純〉は死神と名乗る女と取引をする。寿命と引き換えに時間を巻き戻せる時…