人ならざるモノ達とのハッピーエンドを力技で成立させてく

助部紫葉

天使




その日、天使が舞い降りた。



白く大きな翼を羽ばたかせ、白い羽が宙を舞う様はなんとも幻想的な光景だった。


白いワンピースを服越しに押し上げる自己主張が激強な胸部装甲が地面に着地すると同時にたゆんっと大きく震えた。


ファーストインプレッションーー銀髪の大きなおっぱい天使。




「やあ、こんにちわ、人間さん。ボクは天使のシアリースという者だよーーと、言ってもまだ見習いの天使なんだが……。そんな見習い天使のボクが一人前の天使になる為に天界から人間界へ来たんだ。一人前の天使になるには様々な試練があるんだけど、その試練のひとつとして人間さんと子作りをするというのがあってね。なんでも子作り子育てを通して『愛』とは何たるかを学ぶのが目的らしいんだけど……これがボクには難しくてね。『愛』とはなんなのか聞いてもサッパリわからないし、子作りの方法は分かるんだけど実践の経験は無い。キミは見たところ人間さんの『オス』だろ?これは丁度いい。ボクは性別上は『メス』であるから子作りが出来るね!どうだい?ボクと子作りして愛を育んでみないかい?」


「オッケー!」




と、言うことで、俺は二つ返事でそのまま天使のシアリースを自宅にお持ち帰りした。











ーー名前は?



「天使のシアリースだよ」



ーーどこから来たの?



「天界だね。神様とか他にはボクと同じ天使が住んでいるところさ」



ーー何しに来たの?



「天使になる為に人間さんと子作り子育てをして『愛』を学びに来たんだ。……これさっきも言ったと思うんだけど?」



ーー歳はいくつ?



「あっ、それは話してないね。歳か……何歳だったかな?一応、天使の中では若い方だけど、多分100歳ぐらいじゃないかな?」



ーーこれまでの男性経験は?



「だんせいけいけん?なんだいそれは?」



ーー恋人は居る?



「恋人?それなら居ないし、居たこともないよ。ボクら天使のメスは基本的には初めて子作りした人間さん意外と結ばれることは無いんだ。でもまあ、天使のメスの中には天使のオスと子供を作ってしまって追放されることはあるね。それが所謂、堕天使と言うヤツだね」



ーーこれまで子作りした経験は?



「それは話したと思うんだけど……。これまで子作りした経験は無いよ。他の天使のメスは天使のオスと子作りの練習をすることはあるけど、練習で本当に子供が出来てしまうことがあるからボクはしたことないね。堕天使になんかなりたくないし……それにボクはこの通り背がそこそこ高いし胸が大きいだろ?オスには小柄な方が人気があるから、そもそもボクは練習に誘われることは無かった……。でも、子作りの仕方はちゃんとわかるよ。ちゃんと勉強したからね。こう見えてボクは結構優秀な方だから、何の問題もなくキミと子作り出来ると思う」



ーー子作りに興味あった?



「んー……そうだねぇ……。興味はあんまり無いかな。あくまで一人前の天使になる為に必要な試練ってだけだから、それ以上でもそれ以下でもないかな」



ーー子作りする相手をこんな簡単に決めちゃってよかったの?



「問題ないかな。そもそもボクみたいなのでは相手は選べないだろ?ボクと子作りしてくれるなら誰でもよかったんだ。たまたま最初に出会った人間のオスがキミで、そのキミがボクと子作りをしてくれるというなら願ったり叶ったりだよね。こんな直ぐに子作りをする相手を見つけられるなんて思ってもみなかったよ」



ーーそれはホント……運が良かったね。



「キミには感謝しているよ。こんなボクと子作りをしてくれると言うのだから」



ーーそれじゃ。そろそろ子作り始めようか。



「ああ、ふつつか者だが、よろしく頼むよ」











翌日。






「あひっ……。こ、子作り……。しゅ、しゅごい……」




ベッドに倒れている天使のシアリース。


謎の液体に塗れ、時折ビクビクと全身を震わせながら、とても人様には見せられないアヘ顔を晒している。


いやー、出した出した(スッキリ)


天使最高かな?


ホントに幸運だった。こんなおっぱい大きな銀髪美少女(天使の羽付き輪っか付き)と無料で生中子作り出来るだなんて幸運以外の何物でもない。


しかも、この天使の目的は子作り子育てというのだから、コレで終わりという訳でも無いのだろう。おそらくは本当に妊娠するまで子作りは続けられると思われる。つまりは毎日毎晩オールデイズヤリたい放題出し放題ってワケ。最高かよ。


またムラムラしてきた。もっかいしたい。


あー、でも残念。そろそろ学校に行かないと。


まあ、これからいくらでも出来るんだし、とりあえずちゃんと学校は行きますか。



「おーい。俺は学校行くから大人しくしてろよ?家の中にあるもんは基本的になに使ってもいいから。それじゃあな」


「…………はひっ」



そして俺は自宅にシアリースを残して学校に向かうであった。







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