「時」を含む小説

同じ部活の桜庭　望空（さくらば　のあ）くんには、くちづけた大切なものを自身の「箱庭」にしまう力がある。 いつか長めの話を書く時に出したいなと思っている二人です。 出ませんで…

KAC20243　第3回　お題　箱 書く時聴いていた曲：JAZZ HOUSE MIX SESSION #4 VTuberの「箱」をテーマに書きました。

その日、太刀洗絢人(たちあらい けんと)はバイト先にほど近い駅裏の公園で同級生の黒森紗矢(くろもり さや)を見かけた。 そこでふたりは何者かに襲われる。 もつれ込むように倒れ…

私は気づいた時、一人の老人と共にエレベーターに乗っていた。 会話の中で私たちは地獄へと向かっていることが分かった。 そして、エレベーターの扉が開く。

※ＫＡＣ２０２４２～ＫＡＣ２０２４８まで、毎回、紹介文下部にヒントを１つ追加していきます。どうしても謎が解けない場合は、諦める前にご参照ください。逆にヒントを見たくない場合は、紹…

純朴な女子大生、高橋望(もち)が漠然と過ごしてきたここまでの人生と、彼女がこれから先を考えていく短編小説。

25年前の恋の相手に再会する事になった理瑠亜(りるあ)。 理瑠亜は、あの時の彼の本心を確認したくなって尋ねると彼から思いがけない言葉が返ってきた。 その言葉は、理瑠亜の閉じ込めて…

短編の現代ファンタジー ※『小説家になろう』さんのアカウントにも投稿します。 【あらすじ】 音鳴勇飛は、その声の小ささに今日もクラスメイトから、からかわれていた。ある日の学校帰…

売れないラノベ作家。 彼は自分が小説を書くことの意義を見出せずにいた。 そんな中、あるYouTubeの動画を観る。 ラノベ福袋という、ラノベがたくさん詰め込められているダンボール…

連休を利用して、「私」が地方へ旅行に出かけた時のことである。 列車に乗っていると、隣の席に小箱を手にした美青年が座った。 妙なほど丁寧に箱を扱う様子が気になった私は、彼が席を立っ…

俺の名前は横浜。 横浜修一（よこはましゅういち）。 俺は小学校４年生の時に癌で幼馴染の女子を失った。 可愛く、将来結婚しようねって約束していた。 だけど病はグリオーマであり彼女を…

ーー厄災発生の知らせを受けた巽天外は、相棒である女子高校生・神流瑠華とともに現地へ発つ。時を同じくして自衛隊・特殊奇禍即応群も動き出す。自衛隊の目的は被害を広げないために集落を壊…

それは遠い昔のこと。〈朔の夜の迷い人〉と呼ばれる存在がいた――。 ヴォルテンブルグ家の娘イングリッドは日々、終わりの見えない王位継承争いを打破すべく実父へ様々な提案を試みていた…

ＩＴ企業務めの社畜……吉田ユキは、ある日、働きすぎて死んだ。 気が付くと、異世界の魔王の街の住人ユキ・リバイスに転生していた。 どこかのゲームの世界のような街で、悪役サイドと思…

大学のコンパで知り合った彼女。 酔ってる時とか、人肌恋しい時って隣にいる女が可愛く見えたりするよね？

　六月三十日、まだ梅雨明けのしていないこの日、多田加奈子は、思い人でもあり、学園内でも女子に人気の高い、深山隼人からサークル勧誘を受ける。 　――全ては、ここから始まった。 …

7月25日、佐藤楓が行方不明になった事を知った花形 羅佳奈(はながた らかな)は、去年のクリスマスの誕生日会の時に楓から貰ったプレゼントの事を思い出して… 「作者。勘違いをするな…

私が住んでいる国に伝わるお話だ。 物心が付く年頃になると、ある時、いつの間にか寝ている間に枕元に箱が置かれている。 箱は人によって色も形も大きさも様々。 でもこの箱は決して開けら…

裏世界の住人たちを取材して回る雑誌社の記者が最後の博徒と呼ばれた老人と接触を持つ。 その小柄な老人は今では老人ホームで暮らしており、とてもかつて博徒と呼ばれていたようには見えなか…