「私は私にしか」を含む小説

　大通りから二筋ほどにお堀側。 　杉の板塀に囲まれた一軒家は、贔屓の旦那さんに口をきいてもらったものの、祇園で芸妓をやってた頃に上手に溜めたへそくりで手にした、おたかの城である。…

保育士の馬場は、お絵かきをしている子供に何を書いたのか尋ねた。子供は黒い固まりをさして「ヒーロー」と答えた。その日、保護者が迎えに来なかったその子供の家に行くと･･････。

人の心を輝かせる、それがヒーローだ。 （対象には個人差があります） ※　この作品は『KAC2022 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2022～』8回目のお題「私…

私は彼に感謝をし続けます。だって彼は、私を冷たい牢獄のような毎日から救い出してくれたのですから。

校内では無口で一匹狼の昴が、学校を出ると何故か自分にだけ優しく、そして話し掛けてくる。 柚羽は昴が何を考えているのか分からないでいた。 いつもではないが、時々一緒に帰ることがあ…

私の父は、悪いドラゴンを倒したヒーローだ。だが、国の英雄と崇められた父は忙しくなり、家を不在にすることが多くなった。一人ぼっちだった幼い私に付き添ってくれたのは、いつだって彼の存…

KAC2022第八回「私だけのヒーロー」で書きました。ヒーローの弟とその姉の話です。

私が好きになるのはいつも、攻略できないキャラクター。今日も、モヤっとしていたら、いつのまにかゲームの中に入り込んでいて、え、私が悪役令嬢？　しかも断罪シーンから？？

とある資産家が殺された。 犯人は資産家を慕っていた女性。 そして自供が始まる。

目覚めない兄に、何度も何度も語りかけた。 いつかもう一度、僕と共に。

ヒーローが人だなんて言われてないもんね。

全員と仲良く出来ていたとまでは言わないものの、ある程度クラスメイトとは仲良く過ごすことが出来ていた。 しかし、あるときから私の居場所がなくなっていた。 それを助けてくれたのは父だ…

あの日、人類の頭の中に謎のおっさんの声が響いた。そして人類はスキルを手に入れた。

太田文寛は突然の追試に腹を立てていた。 その帰り道、川を覗き込む同級生の葉月未央を見かけて声をかける。

KAC2022によせて書きました。お題は「私だけのヒーロー」です。二作目です。

いじめっ子を討ち滅ぼす暗黒滅殺死獣皇帝デスヘルインフェルノという短編を書く予定だったが、ぶち殺されてもスカッとするぐらいのいじめがピンと来なくてミスミソウを読み返したら、若干ぐへ…

月に留学した地球人の「僕」は、月人の「ユズルハ」と出会う。

先祖の魔法によって掛かった呪いを解く方法は、一つしかない。 KAC2022：お題『私だけのヒーロー』