「私かも」を含む小説

　カナリニッジ侯爵家の一人娘であるシャロットは、爵位を受け継いで女当主になる予定だった。 　他貴族から一目置かれるための権威を得るために、彼女は若いうちから領主の仕事に励んでい…

私は、霊感等ございませんし、霊感がある。というお話も素直に信じない天邪鬼です。ただ子供の頃から社会人になるまでに、何度も不可思議な事に遭遇した事を、生まれ育った栃木県内で起きた事…

寒い日にお湯を沸かしていた「私」は、ふとその湯気に目を引かれる……。 そんな一瞬を切り取ります。 短編から、連載作品に変更しました。

「僕の出す問題に全部正解したら、お姉さんは死んでもいいですよ」 海辺で自殺をしようとしていた私に、初めて会った青年はそう言った。 青年の問いに答えながら私は一歩、また一歩、死へと…

転生したら色で美醜が決まる世界だった。 黒髪黒目で勝ち組――なのはいいとして、前世基準の私のイケメンはどこにいますか？

『同題異話12月号「もしかして、師走ですか？私です。初めまして、あなたは。」』によせて書きました。苦しいタイトル回収になってしまいました……。

永遠に雨が降りつづける小さな都市国家、その名も「雨の街」。 十五歳の少女・結原ヒカリは、六年前に記憶を失くし、その街で拾われた。 雨の街では食料の大部分を隣国である「風の色」か…

藤井結奈は真面目で勉強も運動もできるが、そんな彼女にも分からないことが一つだけあった。 そう、それは恋。好きな人ができたことがないのだ。 とある夏の日、三人の男子から告白され、…

　1943年某月某日、日本から遥か南方の島ラバウルで、海軍パイロットの花京院勝（カキョウイン　マサル）は、空中勤務中に宿敵とも言える黒塗りのボディのP38、通称『黒の死神』と交戦…

　コンビニ強盗に刺されて死亡したアラサーOLの私は、女神によって異世界風乙女ゲームの世界に転生させられた。そこでの私は公爵令嬢、しかし、ヒロインではなく悪役令嬢だった。 　そんな…

ダンジョン―― それはいつの間にかそこにあって、 富や力を求める冒険者を惹きつけてやまない、危険だけど魅力的な存在。 誰もが知っている、冒険譚の定番です。 ではみなさんは、ダ…

エレノアの恵まれた地位と美しさ、才能に嫉妬した幼馴染のセリーナ。彼女は巧妙な言葉で「愛することで人を不幸にする」とエレノアに信じ込ませた。罪悪感に囚われたエレノアは、婚約者デイミ…

この宇宙のどこかに存在する星。 ここをつくったのは女神。金髪で赤い瞳なのに派手さはない、港区女子くらいの年齢(見た目)の女性。 彼女の仕事は、人々の祈りを手紙にした通称ファンレタ…

「わたしを連れて、逃げて下さいませんか！？」 古代エジプトの都メンフィスにあるプタハ大神殿に現れた女性レクミラは、男性神官のイエンウィアに開口一番、そう求めた。 神殿の奥庭で日々…

ああ、ツンデレ。甘美なる、葛藤。 今は過去となった属性に栄光あれ カクコン１０　短編創作フェス　お題『雪』

主人公は、私です。

私が幼い頃に遭遇したのは、一体 何者だったのか。そして　約束　は 果たされたのか。 　山裾を流れる様な雪柳。脈々と続く 一族の終焉の物語り。 …自分でも呆れながら、…

私が「売薬さん」をやっていた頃の、ちょっとホロ苦い体験談です。

文芸部に入ろうとした「私」を待ち受けていたのは、入部試験だった。 文字数：二千字 「カクヨムコンテスト【短編】」複数応募キャンペーン＆お題で執筆!! 短編創作フェス参加作品。

侯爵家の長女として産まれたアレクシアはまるで花の精の様だと周りにチヤホヤされながら育っていた。 3日後に4歳の誕生日を控えたその日は大雨で外に出られなくてイライラしていた為、…