「想う」を含む小説

両親の手によって永い眠りについた少年が再び目覚めたのは 既に人類が存在しない世界。 両親の面影を求めて彷徨う彼が出会ったのは一匹の喋るネコ。 ネコとの出会いで揺れ動…

少年は想いを伝えられるほど勇敢ではなく。 少年を想う少女は口下手だった。 　 互いに想い合っている筈であるのに、伝えることが出来ない。 とても大切な相手であるのに――せつなく、も…

　雪と氷に閉ざされた「さいはての島」には、白い魔獣が棲んでいるのだという。 　人はおろか生き物も住まないその地に、一人の少女が迷い込んだ。 　容赦なく命を削る吹雪の中で、力尽き…

　――また、誰かが死んだのかしら。 　新しい花束が古い花束の隣に置かれている。これで何人目だったかな、この十字路で亡くなった人は。私は指を折って数えてみたが、途中で足りなくなって…

親友だったアイツが、私の傍から居なくなって、数年。 祭りの日、私は、同じく友であった彼に、アイツから託されたものと、明かされた想いを聞く。 それを、大切と言い切れるかは、まだ…

地球滅亡を余儀なくされた人類は、混乱の渦に飲み込まれていた。 そんな中ワンルームのアパートで、それらから避難するように過ごす私と彼。迫る"死"を前にして彼・彼女は何を想う。 —…

ロストブック、それはこの世界と異世界をつなぐ不思議な本。 ロストブックに潜り生計を立てるものを、この世界ではブックダイバーと呼ばれた。 ブックダイバーであるアレックスとチヅルはあ…

※「りんご飴」「秋」「祭」を3つを題にする企画で書いた短編です。 限られた者にしか繋げない、正しい「世界」を取り戻すために立ち上がった。主人公。それを導く女の蛇神さま。 勝利…

サンタクロースを亡き者にしようと企むサンタ狩り隊員たち。その部隊をクリスマス前に壊滅させようとやって来たトナカイの赤鼻は、ひたむきにサンタを想うサンタ狩り隊員たちの熱い心に動かさ…

これは、一人の死にゆく少年の物語。 死の間際に、少年は何を想うのだろうか？ なろうランキング100位の人間哲学を、カクヨムにもお届け！

　高校生の少年コハクはとある桜の下で、十年前に絶滅したと言われる妖精族、その唯一の生き残りであるベルフィリアという少女と出会う。 　ベルフィリアの話によれば、自分と彼女は非常に親…

書き手自身がフェルメール展を観に行き、その時に思った・感じた・ついでに、書きたいと思った物語を勢いで。 フェルメール展を観に来た私と、私の隣にいる女性・千草が絵画を巡りながら真珠…

　その“狐”についての全てを知る者は、今となっては誰一人として存在しない。一夏の夜の夢の如く現れ、そして消えていく御伽話のような存在。出会った者が語るその姿は共通性があまりなく、…

後からあとへと作品は降ってくる。そうして埋もれてしまう作品を想う詩。

月を想う常夜燈のお話です。

自分の体験にフィクション入れました。 高校時代、一瞬だけ自分がクラスを引っ張ることが出来た時のお話し。

彼と何度目かのデートを終えた帰り際、私は通り魔に襲われ異世界へと転生しました。 現世に残してきた彼と。 ……もう一度、手を触れることはできないでしょうか？ 現代と異世界、ふたつ…

一度掴んだその手は離れることのない〈想い〉のカタチ。 想うだけでは始まらない。秘密のままじゃ始まらない。 そんな恋の物語。

中学生の葉桐香澄は、アスファルトから立ちのぼる陽炎で歪む視界に、幼馴染・零の姿を見た。 どこかへ向かう零を追った先で見たものとは――。 自主企画:構成力をつけよう①