空に消えゆく言葉達

穂谷

まだネットに期待を抱く人々へ:このままいけば将来ネットは精鋭化された老害で溢れ返る地獄と化す その1

初めて書く記事がこれか、という感じしかしないが、僕が日記を書こうと思った理由がこれだからである。


炎上やカルト化した集団による辺境でのイジメなど。

昨今の、SNSやあらゆるネットの事情は暗さばかりを増しているではないか。


最初から思い切り言い切る事になってしまうが、その根底には嫉妬がある。

おそらく、絶望的なことに、DNAレベルでの。


そもそも、イジメが起きる時の主犯〜共犯者の言い分として、「あいつは俺"ら"と違うから虐めてもいい」というのが必ずどこにでも存在する。


目立つから。

容姿がいいから。

容姿が悪いから。

あいつだけ成績がいいから。

あいつだけは内向的だしやり返してこないから。(+自分がイキって立場を示すのに丁度いいと思った。

これらをまとめて、最後には「あいつが悪いから」「変だと思った」とまで言い出すのがイジメ遺伝子を持つ者達の言い分だ。


さて、実際は一番上の「目立つから」に還元される訳だが、「目立つ」とは下の4つの要項にもあるように「周りと違う発現・行動が見られる」というもの。


オタクを例に出してある話をしよう。

昨今よく言われている「今のイキリオタクって昔DQNだった層だよね」という言葉。

あろうことかその昔ならDQNやスイーツであったような、「その他大勢」に入るような…悪辣極まりない、当の人物が、生意気にも言葉に出すような時代になっている。(他にもこの問題については筆者も色々思うところがあるので、他の記事で書こう。敢えてここは省略する。)


曾ての、「内向的な本物のオタク」なら経験し、嫌悪感まで抱いているであろう「意見の乗っ取り」だ。

何故お前が言っている?お前は散々自分を否定し、見下し続けているではないか…

と自分だけが心の中で思う、アレだ。

言葉に出すとそのまま本人とその取り巻きがコピペで言い返してくる(であろう事は想像がつく)ので、黙ってはおくものの、納得がいかないアレだ。

もちろんオタク界の外にもうじゃうじゃといるモンスター群の事だ。

ガワを着なくては、悪意を隠さなくては、嫉妬を隠す為の語彙がなくては…自分は素晴らしい人物だと証明せねば…あいつより上だと…そんな意図で頭の中が一杯だという想像すらしてしまう。


意見の乗っ取りをしている自覚すらないのかもしれない。


少なくとも到底内向的とは言えないような、ガワだけを着ているような。

陰険で、集団で他人を攻撃するのが大好きな、少数派からパクるだけパクリ、排他的で薄っぺらい方々を多くお見受けする。

他人の痛みに関してはこと鈍感で、そのくせ自分については敏感かつ防衛も早い…。(自分が攻撃する側だからであろう)


自分が多数派か少数派かで言えば、少なくとも、「内向的である」といった点に関しては少数派であるということになる。

ゆえもあって多数派はあまり好きではない。少数派として名を立て権利主張をする気など、各界の乗っ取り事情を見て絶望しているのでさらさら無い。が、一応述べておくべきだと感じた。

人間は本来そこまで外交的であるべき生き物だろうか?とさえ思う。

こんなに頑張って、猛スピードで繁殖する必要も本来確実に存在していない。


これを生物学的に直すと、結局はトレンドに流される側の遺伝子を持つ者の方が多い、ということだ。

それが優れているというわけじゃない事は歴史を見れば火を見るより明らか。

だからこそ「早く増殖する」という選択肢を選んだのであろうことなど想像に難くない。

劣等遺伝子が勝利を貪欲に求めた結果、社会(生態系)を壊して自滅に向かう方向性だとしてでも増え、奪って乗っ取る、という選択肢を選んだのだ。


交流が盛んなのは良いとして、(主にターゲットとした)他人の事情に異常なほど介入したり、異常なまでの外交的さを持つのは正直言って「異常」ではないだろうか。

もう外交とは言えないほどの外交的さを発揮している人類の全体は忘れてしまっているのだろうか。

「そんなに余計に鼻息を荒くして生きる必要は本来なく、調和し合って生態系(社会)を保っていくのが人間の生き方だ」という事を。

人間社会に底辺じみたあの「マウント行為」というものは本来必要がない。


とある、非常に聡明な私の知人も言っていたが、人間の生物学的には確かにDQNや人格破綻者の方が何故か繁殖率が高いのだそう。


ふと思った。

この繁殖スピードと言い、異常なまでの外交的さ(侵食の速さ)といい、攻撃的でないものを選び・即座に嗅ぎ分け・攻撃する傾向といい、何かに似ていないだろうか。


「ウイルス」である。


僕は独学で疫学や生物学、物理学を齧っている。


生物というものは、他の生物(細菌や寄生生物など小さいもの)のDNAを取り込む事が多かれ少なかれ、ある。

人類の起源がどうたらとかは知らない。自然発生からの進化論と、神話と、宇宙人説と…僕はどちらかと言うと、宇宙人が猿の毛むくじゃら遺伝子に自分達のツルピカ遺伝子を掛け合わせて作ったんだろう…くらいに思っている。量子力学の仰る通り、観測し得ない歴史に関しては想像でしかものが言えない。

さて、起源の話から戻るも、人間は何かとてつもない悪性ウイルスのDNAを取り込んでいやしないか?という事なのだ。


「Plague Inc」というゲームがある。

このゲームは新種のウイルスをいかに全人類に感染させ、いかに死者を多く出していくか、というゲームだ。人類が途中でワクチン開発に出たり、それを邪魔したり、耐性をつけたりと、中々に面白く、数日ほど続けてプレーしていた。

このゲームをクリアする為のとあるコツがあり、それは

「最初は死者を出さず、身体的な症状も出さず、気づかせないように感染者数を増やす」

というもの。

感染の拡大に気づかせなければワクチン開発に乗り切るスピードを遅らせる事が出来るからだ。

ありとあらゆる全ての致死症状は、最後に出すのである。


そう。

我々人類は、実は遺伝子レベルで感染され、或いは感染の危機に晒されており、

時限爆弾を緩やかに喰らい始めたのではないか?という事だ。

全ての悪をとりまく構図はウイルスの繁殖と感染拡大そのものなのだ。

感染させまくって自滅すらさせ、増殖しまくる目的の為に人類は餌にされている状況なのかもしれない。

それでは、人間の嫉妬心と攻撃性を高めている遺伝子を特定して、試験管にてスイッチオフにしていかなければならない。


ホーキング博士の遺言の如く、人類の「攻撃性」こそ、文明社会の存亡のネックなのだ。

人間をロボットにするより先に、遺伝子の研究が急がれる。





-----「遺伝子そのものの嫉妬」「ネット老害の蔓延と何の繋がりがあるの?」など…その2に続く

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