「届かない」を含む小説

それは男の闘い。 それは女の闘い。 最強と言う孤高へと登り詰めんとしたとき、二人は果たして……

　産業開発の失敗によって有毒ガスに囲まれた世界。裕福層としてガスの届かない街に住む少年テルハは母を亡くし悲哀に暮れた人生を送っていた。そんな中死ぬことで救いを得られるという場所(…

追って咲く後の花にその声は届かない。

【カクヨム3周年記念選手権　2日目！　その①】 僕：幼馴染であるセリカと共に戦い続けて来た剣士。 セリカ：魔王から世界を救う事を運命づけられた『勇者』。僕の幼馴染。 あいつに…

「月が綺麗ですね」 声を出すことが苦手な望月葵に届いた、見知らぬ相手からのＳＭＳ。 それは、氷上朔也が亡き祖母の番号に向けて送った、誰にも届かないはずのメッセージだった。 季…

死んでしまったらどんな言葉も届かない。

大戦後に歪ながらも復興を遂げた未来。戦後間もなく建造された記憶装置「ブラックボックス」の発掘・解体が後世に渡り継続され、多大な恩恵を遺していた。元少年兵のジャックは研究所に単身入…

東京でシンガーソングライターを目指す高屋昴は、故郷にいる従兄の恋人・坂本星ノ華に恋をしている。しかし従兄・高屋煌也の壁は高く、恋心を無理やり心の蓋でつぶしながら、路上ライブを続け…

帝国宇宙軍第七艦隊所属、宇宙用人型機動外装のパイロットであるアレクセイ＝ガーランドは戦闘中に味方を庇い、敵機と相打ちでとある惑星へと不時着してしまう。 そこはまるでゲームのように…

二度と届くことのない手紙を、自分の整理をつけるために。。。

俺、威頼晴斗にはたった一人の妹がいる。名前は雨音。威頼雨音だ。 そして、兄である俺は雨音のことが大好きのシスコンである。 ――だが、雨音は俺を嫌っているのかは分からないが、薄情で…

私は鞄の中の包丁を確かめ、その部屋に訪れる。

幼くしてこの世を去り、あの世で生き続けている少女。 彼女は時折、生きている人間たちの様子を見に来ては、届かない祝いの言葉を贈り続けていた。 家族、友達、先生、ご近所さん――彼女は…

Brain Fog＝頭にかかった靄 どうでも良かった最後の三分間でさえも、終わってしまってから愛おしく感じる。 届かぬモノに手を伸ばす心理は未だに分からないけれどもそれでいい。 …

このお話は『紙とペンと、届かない恋のポエム』の続きとなっていますが、このお話だけでも楽しめる作りとなっています。 https://kakuyomu.jp/works/117735…

病弱な僕が、君に向けて想いを届ける。 手紙でしか、君には届かないかもしれないけど。 それでも僕は、頑張って君に伝えよう。

届かない恋をしている私。今日も病室で、この想いを詩にする。 決して届くことはない想いでも、せめて遠くにとばしたい。

「２」とは悲しい数字だ。 絶対に「１」には届かない。 でも「２」には「２」だけの良いところがある。 それは何か。今からそれを語ろう。

これはとある文具メーカーに就職した新卒のお話。 いつも営業成績がトップの先輩。 どんなに頑張っても、それでも届かない。 悔しい思いをしながらがむしゃらに働いていた、そんな時。 …

発明家の姉とその弟の物語です。KAC1参加作品。