それについて考えなきゃいけなくなった発端は、まあ当人である主人公以外にとっては、割とどうでもいいことなんですが。彼と一緒に、「2」について、真剣に考えてみてください。その方が、最後に作者様が用意したプレゼントが、大きいですよ、きっと。あ、でも、ひたすらに四苦八苦している主人公も、何だか微笑ましくて放っておけないって思うはず。
2とは何か、考えさせられます。2のいいところ、実はいっぱいあります。終わり方、ものすごく好きです。この作品に、2番目は優勝してほしいと思いました。
『目を覚ませ……勝つことは偶然なんかじゃない(賭博黙示録カイジ、福本伸行、講談社、敬称略)』……そんな台詞がワタルの背中から漂ってきそうだ。もっとも、毎度のことながらワタルの考えで正しいのは出発点だけなのだが。いっそのこと教会で神父にでも懺悔すべきだろう。 そんな彼も、ユリのお陰でいかにも学生らしい純真かつ誠実なパンフレットができた。いや、実質ユリが作った。まあきっかけはワタルだから、一応二人の合作か。
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