「道 短編」を含む小説

12月19日（土）発売！ 【学園青春”不条理”系ミステリー】【コメディ全開の会話劇ライトノベル】 「ナゾトキ女とモノカキ男。未来を写すカメラと人体消失」（イラスト：うなさか先生）…

序章「螺旋」 来年、高校卒業を控えて将来の事を考え始めた磯村恭一郎は思い悩み、立ち止まる。自分のやりたい事は？　夢は？ 一方で磯村の恋人、吉川真里はそんな一人でふらふら風に乗っ…

自称・写真家の知り合いが亡くなった。 吹雪の夜明け、毎日撮影ポイントにしていた場所で見つかった。 彼の作品は死してもなお世に出ることはない。 でも夢破れ、家業の手伝いで鬱々と…

目が覚めると俺は自分の部屋に居た。いつものように母親の小言をやり過ごして学校へと向かう。駅に向かう道に出ようと角を曲がった瞬間にそれが起こった。 きっと、あのバナナの皮が非日常…

天寿をまっとうしてこの世を去った老夫人は、気づくと見知らぬまっすぐな道を進んでいた。 道の上には様々な品物が落ちていて、それらを拾い上げるたびに、夫人は対応した人生の場面に立ち戻…

全四話。 北国の氷に閉ざされた河の道、その道で心中を選ん若者たち。そして少年だけが生き残った。少年は今年も花束を抱え、この北河にやってきた。犬橇を操り、目的地に向かう。その厳寒の…

「ウサギとは、哀れな生き物よ」 甲府の山中。 道に迷った一人の侍の眼前に小さな灯りが一つ。 ほうほうの体で辿り着いたそこには、亡き妻に瓜二つの女がいた。 差し出された一杯のう…

浅草一体を取り仕切る目明かし大親分、藤五郎。 町内の民草はもちろん、十手持ちの役人ですら道を開けて頭をさげようかという男だ。 そんな男の二つ名は、鈍牛。 鈍く光る角をたたえた…

曙光都市エルジオンに立ち寄ったアルド。 そこでアルドは、ラヴィアンローズのパティシエールになりたいという、パティシエール見習いの女性と出会う。 彼女は、明日エルジオンで開かれるお…

　廃墟と化した古い屋敷に、その少年は住んでいた。 　夜になると黒髪黒目が銀髪赤目へと変化し、人間では持ち得ぬ力と特殊な能力を使える彼は、種としても個としても名を持たない。 　…

　時は江戸後期。 　父の遺言で最強の剣士を志す女剣士の白井 亨（しらい こう）は、強い剣士を倒し続けることが最強の剣道と信じ、己が道を進んでいた。 　そんなある日、亨は脇に「…

薔薇露に菅原櫛、エレキテルだけじゃない平賀源内のあやかし遊び――江戸時代、多彩な分野にその才能を発揮した奇（くす）しき人平賀源内こと水虎先生が、かわいがっていたかもしれない賢（さ…

数学史を擬人化した、数学×人類の親愛ファンタジー。 小さい頃、突然目の前に現れた不思議な男の子-数学-と出会った主人公-人間-。彼女の成長を傍で見守る彼との思い出と未来の話。数学…

土下座のしすぎで土下男と呼ばれた稀有な男の土下座道。 とその顛末。 ※この作品は拙ブログ【机上の変～不条理短編小説工房～】にも掲載しております。 　https://deskto…

冒険を生業とする女剣士ミレイ。 彼女はペアパーティー【オルトロス】の一員、幼馴染みで相方のジークから突然のパーティーの脱退を言い渡される。 それはつまり──パーティー解散を意味し…

1800年代のイギリスを出発した探検隊。だが、彼らを待っていたのは地獄の道。 その地獄から生き残った一人の青年がいた…… （なろう、ノベルアップ＋様にも投稿しておりますが、問題…

　「加藤さんって魔法使いなんですか？」 　なんの前振りも無く唐突に投げかけられた”その言葉”は俺のピュアな心を大きく深く容赦なくエグってくれた。 　真実を突きつけられると人はひ…

　中学二年生の二学期の変な時期。 　親の転勤でど田舎にとばされて転校した。 　土地勘もなくて、一緒に帰る友達もいないわたしは、帰り道を色々かえてみたりして退屈をまぎらわせていた。

一月前に交通事故の発生した交差点で美和はふいに足を止める。 事故で命を落とした幼馴染、聡子の声を聞いたのだと美和は主張する。 そして、聡子は自分を連れ去りに来たのだと。 「５…

その日、高校生のハヤシは学校に遅刻しそうだったので近道を通った。しかし、その道は「迷ったら二度と帰れない」と言われている噂の「人形道」だった。その道を通ってからハヤシの生活は狂い…