「立つ」を含む小説

「……あまり僕は店の外にはでないけど、こんなところに自販機ってあったっけ？」 「たしか、最近出てきたのよね……使っている人はみたことないけど……」 開店前のぬいぐるみ店から出て…

『我々は何者でも無い。故に我々は善悪の中洲に立つ者である』 　──組織理念、創設者の言葉。

主人公は日本で料理屋を経営している35歳の新垣拓哉（あらかき たくや）。 ある日、体が思うように動かず今にも倒れそうになり、病院で検査した結果末期癌と診断される。 それなら最後の…

気づくと俺は、【魔王の城】が聳え立つような世界にいた。 どうやら、彼女の美沙が、【魔王】とやらの捕われの身になっているらしい。 タイムリミットは、３時間。 ３時間後には、美沙は【…

　クラスメイトで生徒会長の一色紗矢はスクールカーストの頂点に立つ女神！ ......のはずだったのだが「如月君――あなた、私の冷蔵庫になりなさい」彼女は『天使の囁き（エンジェルウ…

漫才の頂点憧れた一人の男と、 その相方の苦悩と愛の十五年の話 ・矢吹真太郎:ツッコミ、お滑り担当 ・小松七緒:ボケ、ネタ作り担当

その食卓には湯気のぼり立つティーカップと食べかけのチョコレートケーキ。しかし、誰もいない。 何者かに拉致された！？　それとも突然の異世界召喚！？　 第３４回「２０００文字以内で…

某ブラック企業で連日深夜残業させられていた、社畜３人組。 だがある日、エナドリの一気飲みをかましたところ、３人同時に異世界転生してしまった！ 夢の異世界に色めき立つ３人。しかし現…

タイトル変更『ばさら！』⇒『婆娑羅（ばさら）を夢見る武士（もののふ）の戦記・始（はじまり）』 東郷 武士（とうごう　たけし）と武藤 バサラ（むとう　ばさら）は、お隣さんの幼馴染…

　ある夏のことだ。ゼミ室での飲み会帰り、限界まで酔っ払った深夜だった。等間隔でチカチカと光る電灯から電灯へと、覚束ない足元を引き摺り部屋へと戻ろうとする最中、急に目の前に暗闇が広…

魔女リータが覇道に邁進する様子をかいた短編っぽいヤツ。 「学校を召喚しよう！」の魔王サイドのお話になります。 基本、ギャグなので頭使わないアホなノリです。

大した勉強という勉強をしたことのない美少女、咲輝。 親の陰謀で超名門高校・京鳳高等学校を受けさせられ、脅しに屈して全力で入試に挑み全教科99.9点という奇跡の得点を叩き出してしま…

◇ 2000字の短編です。◇ 王国立貴族学院の卒業式を終え迎える、最後のダンスパーティー。 私の正面に立つこの国の王太子殿下が告げる。 「婚約は解消させてもらう。君の顔はもう…

ある日の午後。校舎の屋上に転がる3つの死体。そして血だまりに凛然と立つ妖艶な彼――彼こそが私の想いびと。 短編サイケデリック・ホラー。

将軍？捨て子？ 貴公子として生まれ、捨て子として道に捨てられた。 その暮らしは長く続かない。兄の不審死。 呼び戻された吉宗は陰謀に巻き込まれ将軍位争いの旗頭に担ぎ上げられていく。…

　乙幡叶歌(おとはたかのか)。論じることが馬鹿らしくなるほどの美の化身。高校時代、そんな彼女の左隣が、境雛人(さかいひなと)の立ち位置だった。 『しばらく、左側歩いてよ』 　…

些細な命令違反により、銀河共和国宇宙軍を追放処分になった宇宙軍兵士、ティグル・ナーデ准尉。 ただ、部下を庇っただけだった。それが罪ならば受け入れよう。そう思っていたティグルだっ…

鬼に系譜である玄鬼は１２０２年に平家と共に滅亡した筈だった。ただ秘史は有り。都に類が及ばなければ、その暗闘は日本各地に散る。 破格の力を持つ玄鬼に対抗できるのが、武者の家系であ…

振り返ると、世界は静止していた。空は血のように赤かった。周囲の人々は気配すら立ち消え、真空のように無音だった。ミノルは発狂しそうになりながら走った。突然彼の前に現れたのは、星と蛇…

「おお、生きてるぞ～」 顔を寄せた刑事が叫んだ。 その横で可不可が長い鼻を突き出していた。 ふたりの警察官に抱きかかえられて、棺桶からよろよろと立ち上がった。 掘り返された墓穴の…