「こ し」を含む小説

東京都豊島区久十字路町で開催されるデッドバーストふれあい祭り。 男子高校生の僕と女子高生の小雀（こすずめ）は祭りのために必要となる七つのオーパーツを集めるために区画を巡る旅に出る…

　時は数百年後、世界は突如現れたカニバリズム思想を唱えるカルト教団、『天虎』（てんこ）によって支配されていた。長きにわたる戦いの末、人類の大半が文明を忘れ、天虎という捕食者側と、…

携挙ウイルス。 そう呼ばれる、突如として人間を光の束に変える現象が、世界中で引き起こるようになってから十年。 世界中から人々は激減し、国も社会も消え果てた。 そんな世界で、ジュン…

「第七回こむら川小説大賞」によせて書いたものです。初参加なので緊張しています。お手柔らかに。 高校生活でよくある話。テーマが「光」なので絶対ハッピーエンドにしようと思ってました。…

打ち上がる時差に恋する日々だった、ミュートしてても聞こえるひかり 第七回こむら川小説大賞参加用作品です。

　授業の合間に窓の外を眺めると、ポツポツと雨粒が降り始めていた。外の情景を見ていて何となく考える。空は降ってこないのかと？ 　もし降ってきたら世界はどうなるのか？想像していると…

ちくたく、ちくたく、かち、こち。 今日も時計を見つめる糸子。 そんな糸子が見つめる先は―――頭の、上。 頭の上の、恋の赤い糸ならぬ、恋の時計。 ※2013年に小説家になろうで投稿…

来週、家族と共に新居へ引っ越すことを予定している主人公。そんな彼女はある日、ひょんなことからシロアリを自称する昆虫と出会う。彼女の事情と申し出を聞き、主人公はその害虫を家へ招くこ…

『さあ、返答や如何に』 勝ち誇る怪物を前に、娘は答えを返せない。 怪物の出した謎掛けの、答えが分からなかったのだ。 『沈黙は回答不能と見做すが、それでよいのだな』 「……答…

【第七回こむら川小説大賞】参加作です。 披露宴会場を舞台にしたお仕事小説です。 レギュレーション ◆新規書き下ろし一次創作限定 ◆3,000文字以上、10,000文字以下 ◆お…

高校一年生の熱羅 愛花は理解出来なかった。 成績は勉強の甲斐あって、高い筈なのに何故か偏差値の低い高校に入学した事を。 そこで学年問わず、怖そうな男子達に慕われている事だって…

元は半グレの集まりに過ぎなかった「陽暁会」。 そのリーダーをつとめ、裏社会の激動を駆け抜けた男、義堂崇照。 彼は果たして如何なる人物であったのか。 彼の人となりを、義堂崇照に関…

　来る十二月二十五日......サンタのおじさんは言いました。 「やべぇ、間に合わねぇ」 　現役のサンタさんであるサンタ・ノ・オジサーンは腰を壊し、聖夜の夜にプレゼントをすべての…

囚人を乗せた宇宙船アルカトラズ号に看守として搭乗していたカレン・アンダーソンは突如コールドスリープから覚醒させられる。 船のメインコンピューターに未知の生物が船内に侵入した事を付…

夏祭りから数日経った頃。 あの時に怪我した箇所がなかなか治らず、バイトを休むことになった祥也は、自分のせいでそうなったと泣く子狼のジルヴァのことを慰めつつ、癪に障る弟の匡のこ…

短歌連作15首です。よろしくお願いします。

　とりあえず両手は縛られてないので、這うように部屋を動いてみる。と言っても、何もない部屋だ。どこかに自分の身を助けるようなものがあるとは思えないほど、何もない。ただの白い立方体の…

家庭教師のバイトをしている僕は、生徒である女の子から「癒やし」についてを問いかけられる。仔猫やマッサージも確かに癒やし、だけど……？ これは会話主体の、２人のお話です。

まだまだ青臭いガキだったころにしたアイツ等との『約束』。 それを叶えようとしてたのに何でこーなっちまったかね？ 何はともあれ『約束』が最優先、アイツ等迎えに行きますか。

これが俺のこむら川だ！　圧倒的光で照らしてやるぜ！ とある近代化した港湾都市で、大停電が起きるという。今は使われていない灯台に明かりを灯すため、少年たちは暗い道を走り出した。 …